BFPイスラエル/里親プログラム ディレクター・アシスタント 大坪幸子
エルサレムからシャローム、とご挨拶申し上げるのは久しぶりですが、それも今回が最後となりました。
私が主の召しを受けてイスラエルに渡ったのは1999年10月。「主がお入り用な間、お入り用な場所で、御心のままに用いてください。」という祈りで日本をたって以来、今日に至るまで、主の御手と皆様の愛と祈りに支えられてまいりました。
そして今、この地を離れる時が来たという確信を頂いています。
振り返れば、一日たりとも日本からの祈りを感じない日はありませんでした。現地イスラエル・スタッフを覚えて、毎日名前を挙げて祈ってくださる皆様にお礼を申し上げ尽くすことは到底できませんが、この場をお借りして、心からの感謝を申し上げます。私たちフードバンクのスタッフは、働きの最前線とはいえ、神さまと皆様の手足、器にすぎません。
主の熱心、そして皆様の祈りと捧げ物が、働きの本体です。私は、移民を援助する『里親プログラム』に携わる特権を頂きました。神さまの働きの目撃者とならせていただいたのは、本当に恐れ多いことでした。
この5年間、イスラエルの地と人々、そして主が着々とご自身の計画を進めておられる様を見てまいりました。政治の劇的な変遷、4年を過ぎたテロとの戦い、激しさを増す国際社会の非難、圧力、孤立、それにもかかわらず、世界中から祖国に帰って来るユダヤ人の波……。ここで起こっていることは、まさに聖書の預言成就の“現在進行形”です。
「わたしはあなたがたを諸国の民の間から連れ出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く。」(エゼキエル36:24)。彼らは旧ソ連、イラン、アルゼンチン、フランス、アメリカ、エチオピア……あらゆる国々から帰ってきています。
「わたしが事を行うのは、……わたしの聖なる名のため(エゼキエル36章)」だと言われる主は、イスラエルにご自分の名をかけておられます。世界がイスラエルに対して違和感を抱くのは、不思議なことではないのかもしれません。私たちは、「この世」が「神と神のみことば」に対立するものであると知っています。
ならば、神がご自分の名までかけて、今日も熱心にみことばを成就させているイスラエルを、この世が受け入れることができないのは、当然のことかもしれません。世の力とみことばが真っ向からぶつかり、自分では制することのできないうねりの中にいるイスラエル。そのイスラエルと共に立つBFPフードバンクの働きは、実は驚くほどに地味なものですが、これ以上に主の御心の核心に触れる働きはないかもしれない……と、この地で働く中で感じてきました。
皆様の献金で購入された山のような毛布、何トンという食料、数え切れない学用品、台所用品、聖書が、ここフードバンクで、一つずつ確実に移民たちの手に、また貧困に沈むイスラエル人に届けられ、彼らの心に触れています。毛布を手にし、添えられているカードに書かれた送り主の名前を見た時、見ず知らずの自分を思ってくれる人の愛を実感した人がいます。
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