彼は昨年6月、エジプトでロードマップを進めるための会議が行われた時、「われわれの中に、『休戦』という言葉はない。ハマスは、上の者も下の者も、彼ら(イスラエル)をわれわれの土地から根こそぎなくしてしまうまで戦い続ける!」と宣言しました。
イスラエルは、ヤシン氏の暗殺で、世界中から非難を受けました。その非難も鳴り止まない重大な時期に、イスラエル市民の安全のために、4月17日、ランティシ氏を殺害しました。不思議なことに、ユダヤ人が何人死んでも世界は気に留めないようです。しかし、パレスチナ人が命を落とすことは、そうではありません。世界中がイスラエルを憎み、非難します。
この出来事を通して、一体どんな利益がイスラエルにもたらされるのでしょう。分かりません。しかし、この国に15年住んで、ユダヤ人の叫びを聞いてきた私には、イスラエル政府の気持ちが少し分かります。1993年、アラファト議長と平和条約を結んだ時、イスラエルに住むユダヤ人のほとんどが「もしかしたら、もしかしたら平和が来るのでは……」と期待しました。そして、「平和を手に入れるためなら、どんな犠牲を払っても、やってみようではないか。」と、立ち上がりました。
1900年放浪し続けてきたユダヤ人にとって、アラファト議長をそのまま信用することができなくても、「もしや……、もしや……」と期待を募らせたのです。同様に、ヤシン氏がいなくなれば……、ランティシ氏がいなくなれば……、ハマスがなくなれば……と、期待しているのでしょう。平和な日本では、およそ想像がつかないほど、イスラエルに住むユダヤ人は「平和」を渇望しているのです。
人々の非難が続く中にあっても、われらの主が愛されているイスラエルのために、ユダヤ人のために、また戦いの中心に巻き込まれてしまっているパレスチナ市民のために、どうぞお祈りください。皆様の祈りだけが支えです。
参考資料:3月22日付 Margot Dudkevitch、3月8日付
Khaled Abu Toameh、4月17日付 Margot Dudkevitch
ahd Herb Keinon |