ビザ取得のために
以下は逮捕劇の翌日に、大坪から送られてきた電子メールの一部です。
「昨日、解放されてフードバンクに着いたときには大丈夫で、いろいろしているうちは少し落ちついていました。夕方、バスに乗って帰ったんですね。でも、通りに出た途端に後悔しました。バス停でバスを待っている間、警察の青いライトが通り過ぎるたびに怖くてなりませんでした。よりによってパトカーは、この2年間のテロのせいで、それこそそこら中にいるんですね……。
家に帰り着いてドアを開けたときには泣き出しそうでした。今夜は絶対に眠れないだろうな……と覚悟を決めたほどでした。シャロン(ルームメイト)が先に着いていて、ドアの隙間から明かりが漏れているのにほっとしました。彼女は祈祷会に行くことになっていたのですが、『家にいるよ』って言ってくれました。彼女自身がこの祈祷会で祈ってほしい課題をもっていたのを知っていたので、彼女の心遣いに体が溶けてしまいました。シャロンの笑顔と、何でもないような普段どおりの会話、お気に入りのCDなどで、どんどん自分が普段どおりに戻っていくのが分かりました。もちろん、ブリッジスのスタッフがみんな、私たち3人を覚えて祈ってくれていました。
というわけで、昨日の緊張いっぱいの重苦しい雰囲気は、もう私の中にはみじんもありません。これって、奇跡ですよね……。警官に対しても、この先どんな苦々しい思いも心に浮かぶことがないように、彼らのために祝福を祈り続けられるように、と祈っておいたので、やはり心は解放されています。実際、彼らは自分の仕事をしただけで、扱う相手が相手なだけに、態度も決まってしまっているのはある意味で仕方のないことと理解できるので、彼らに対する憎しみも怒りもありません。むしろ、一番若い警官が途中から、私とエリザベスに対して申し訳なく思っているくらいだったのと、この状況(同僚たちの態度)を彼自身恥じていたのが、表情をとおして分かりました。」
こうして、今は恐怖からもすっかり解放され、元気に仕事には復帰している大坪ですが、彼女のビザ問題はまだ解決したわけではありません。内務省に延長申請を提出したまま、保留の状態が続いています。彼女はこの三年間、里親プログラム日本人部門の責任者として仕え、またイスラエル駐在記者として、現地の情報を送り続けてくれました。彼女の存在は、今や里親と里子をつなぐ架け橋としてなくてはならないものです。「主がお入用なかぎり、どんなに難しい現状であろうとも、ビザは必ず下ります!」という信仰に立っている大坪のために、どうぞ覚えてお祈りください。
里親プログラムのために
里親プログラムの右腕だったエリザベスがいなくなり、大坪もどうなるかわからない状況で、里親プログラムは揺れに揺れています。頻発するテロで、ここ数年ボランティア志願者が一気に減ってしまい、働き人が足りません。人手がなくても、多くの必要を抱えた人々が、列をなして待っている中、仕事を停滞させるわけにはいきません。長期で従事できる方が与えられるように、どうか覚えてお祈りください。
今までも、最悪の状態から、最上のものを生まれさせてくださった神は、ここからもすばらしい結果をもたらして、私たちを励ましてくださると信じています。まだ目に見えないものを確信し、信仰をもって前進していきたいと思います。どうかともにおとりなしください。 |