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イスラエルの風
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B.F.P.里親プログラム責任者 トム・クーパー 2002年7月

 イスラエルの神、主はこう仰せられる。「わたしがあなたに語ったことばをみな、書物に書きしるせ。見よ。その日が来る。――主の御告げ。――その日、わたしは、わたしの民イスラエルとユダの捕われ人を帰らせると、主は言う。わたしは彼らをその先祖たちに与えた地に帰らせる。彼らはそれを所有する。」(エレミヤ30:2-3)

みことばを生きる
 聖書の預言のみことばこそ、私たちの信仰を揺るぎないものとしてくれます。今日、預言が次々に成就するさまを目の当たりにしていますが、その中でも、大きな出来事の一つが「ユダヤ人たちが再び約束の地へ集められていること」です。

 「私はこれを行う」という約束どおり、神は世界の四隅から御民・ユダヤ人を、先祖の地へ連れ帰っておられます。私は、『BFP里親プログラム』の責任者として、彼らの人生に介入できることを感謝しています。帰還してきたユダヤ人たちが「エレツ・イスラエル(イスラエルの地)」に根付いて定住できるよう、手助けすることで、みことばの成就に携わらせていただくことは、本当に大きな祝福です。

新しい友と出会って
 私にとってここでの毎日は、新しいユダヤ人家族との出会い、新しい友人との出会いであり、彼らのためにとりなしを行う好機の連続です。こうしたユダヤ人たちは、愛に基づいた支援を大いに必要としています。経済状態が悪化している旧ソビエト連邦、イスラム教の支配するイラン、反ユダヤ主義が台頭している東ヨーロッパ、経済極限状態のアルゼンチンなど、それぞれの出身地は違えども、イスラエルになだれ込んでいる移民者は、皆一様に先進国に住む私たちの想像をはるかに超える、苦しみと迫害に満ちた体験を背負っています。

 こうした移民者は、厳冬の夜、政府が省エネのために電気を止めるので、電気や暖房を使うことのできないような境遇の人々が大部分です。毎日一生懸命働いても、何カ月、ひどいときは何年間にもわたって給料が支払われません。ポケットには一円もなく、少しでも日々の糧の足しにしようと、自家菜園で野菜を作って生き永らえています。

彼らの痛みを受け止めて
 移民者たちの国々では絶望感が募り、犯罪、麻薬依存、アルコール依存が深刻化しています。彼らは、「装身具や衣服が狙われる」という些細な理由で、愛する家族が殺されたという話を、目に涙をいっぱいにためながら語ります。反ユダヤ主義が世界中で強まる中、こうした襲撃は、相手がユダヤ人となるとさらに悪質化します。

 私の役目の中で最も難しいのは、このような深い痛みを抱える人々の視線を、まっすぐに受け止めなければならないことです。こうした身の上話はあまりにも壮絶で、しばしば自分自身も落ち込みを感じることがあります。私には彼らを助けることはできませんが、彼らの抱える痛みと必要を、自らのものとして心に取り込むことができます。彼らの心を癒やせるのは、神ご自身だけです。その神の愛を彼らに知ってもらいたいと心から願い、仕えています。

 
 
 
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