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イスラエルの風
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 彼女は近くにいてガラスの破片を全身に浴びましたが、幸い無事でした。彼女のショック……そして帰ってきた娘からそれを聞いた家族のショックはどれほどだったことでしょう。また娘を失うところだった……。もう一人家族を失うところだったのです!

 そして信じられないことに1月下旬、エルサレムのヤッフォ通りの銃撃で再び彼女は巻き込まれ、今度は重症を負いました。「あれ以来恐ろしくて、家にこもりがちになってしまう……。バスに乗るのが恐ろしい……。あの辺をもう二度と歩けない……。悲しいことにイスラエルにはこのような人々が大勢いるのです」と、一家は語っていました。

天に熱き願いを
 ほぼ毎週、イスラエルではどこかで爆弾テロが、そして銃撃戦が起こっています。毎日毎日そのようなニュースを聞かなければならない遺族にとって、それは失った家族を毎日思い起こさせるものです。そしてその新しいテロで、それまでの幸せな生活すべてが崩れ去ってしまう人々がまた大勢生み出されるのです。同じ傷口を毎日つつかれ、いえる間もなく、新たな傷まで毎日増えていくイスラエル。それでも今生きている彼らの生活は続くのです。

 彼女の涙の原因を、私は知りません。テロで大切な誰かを亡くし、さっきの衝撃でそれを思い出したのかもしれません。それともまったく違う何かが原因しているのかもしれません。彼女の涙と、それを精いっぱい慰めようとしている少年の姿は、私の目に今も焼き付いています。バスを降りるために立ち上がった時、少年と目が合いました。「ヨム・トヴ(いい一日でありますように)」と言うのが精いっぱいでした。

 道を歩きながら神さまとお話ししました。「神さま……どんなことでもいい、どんなことでもいいですから、今日一日、彼女の心を引き上げる何かを彼女に与えてください。彼女にとって何が良いかをご存じなのはあなただから、何を選ぶかはあなたにお任せします。一つでも二つでも、もちろんいくつでも、彼女に今日あなたからプレゼントを贈ってください。彼女の心が少しでも晴れやかになるように、そしてその慰めの背後に、彼女があなたを感じることができますように……。こういうおねだりを、あなたは退けたりしないですよね!?  聞いてくれますか? ねぇ、神さま……。」

 歩きながら涙が溢れました。そして、「聞いているよ。私はちゃんと聞いているよ。それは私自身の願いだよ……」―そう神さまが言ってくださっているような気がしました。

皆さまとともに……
 
BFPや、他のイスラエルを祝福する数々のクリスチャン団体が、さらに大きくなって、一人でも、一家族でも多くのイスラエル人たちの心を慰め励ます器として用いられるようになることを祈らずにいられません。この地に住む彼らなくして、イエスさまはお生まれになりませんでした。同じように、この地に彼ら無くして主の再臨はないのです。孤独に立ち続けるイスラエル……。その霊的祝福を頂いた者である私たちこそ、彼らとともに立ちたいと思います。そして、この働きを可能にしてくださっている皆さまの尊い働きを、心から神さまに感謝いたします。

エルサレムからシャローム

 
 
 
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