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 その他の書簡でも、異邦人のユダヤ人に対する奉仕の重要性を明らかにしています。彼はガラテヤの教会に命じたように、コリントの信者たちにも毎週捧げ物を集め、エルサレムに届けるようにと言っています( I コリ16・1-4)。これはコリント人への手紙第二の中でも繰り返されています( II コリ8・1-9・15)。パウロはまた、ガラテヤの教会にも手紙を書きました。使徒たちによって、諸国民に福音が宣べ伝えられたとき、彼らの唯一の要求は、「ただ私たちが貧しい人たちをいつも顧みるようにとのことでしたが、そのことなら私も大いに努めて来たところです。」(ガラテヤ2・10)というものでした。

 これもエルサレムの貧しいユダヤ人を顧みる必要性を説いたもう一つの例です。その重荷は、明らかにヤコブもペテロもヨハネも共有していました。これまで見てきたように、パウロがエルサレムに遣わされるときには、常に異邦人教会で集めた贈り物を携えて行くことが決まりになっていました。これはほとんど注目されていない教えですが、パウロの教えの原則の一つであり、初代教会でも強調されていました。

 ローマ人への手紙15章27節には、贈り物をエルサレムへ届ける重要な二つの理由が書かれています。第一は愛の贈り物であるということです。「彼ら(異邦人信者)は喜んでそれをしたのです。」とあります。第二は、義務であるということです。

 「その人々に対してはその義務があるのです。」と書かれています。

聖書にはエルサレムへ贈り物を届ける重要な二つの理由が書かれている

 ローマ人への手紙9章4節から5節で、パウロはユダヤ人に対して負っている負債の大きさについて説明をしています。

 「彼らはイスラエル人です。子とされることも、栄光も、契約も、律法を与えられることも、礼拝も、約束も彼らのものです。先祖たちも彼らのものです。またキリストも、人としては彼らから出られたのです。このキリストは万物の上にあり、とこしえにほめたたえられる神です。アーメン。」

パウロの強調点
・神はまず、全世界の人々を祝福(救う)するために、アブラハムに現れました。彼らが特別だったから選ばれたのではなく、彼らが選ばれたから特別な民となったのです。

・シェキナー(神の臨在の栄光)は、「まずユダヤ人に」現れました。神を目に見える形で何度も何度も見せていただいた民であり、神の明らかな導きを受けた民となりました。

・神の律法は、「まずユダヤ人に」与えられました。その教えを通して神のご性質を理解し、神の道を知るためでした。

・神への礼拝の仕方も「まずユダヤ人に」示されました。神はイスラエルの民が約束の地に入って行く前に、礼拝の仕方を教え、どのように幕屋を建てるべきかを教えました。
 
 
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