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ダニエル書9章全体を読んでみると、4節から19節までは、すべて悔い改めと、とりなしの祈りであることが分かります。この箇所から、ダニエルが学びと祈りの人であったことが分かります。しかし、それだけではありません。ダニエルは現実に活躍する政治家として、自分の社会における役割の重要性を理解していました。
「そこで王は、ダニエルを高い位につけ、彼に多くのすばらしい贈り物を与えて、彼にバビロン全州を治めさせ、また、バビロンのすべての知者たちをつかさどる長官とした。王はダニエルの願いによって、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴに、バビロン州の事務をつかさどらせた。しかしダニエルは王の宮廷にとどまった。」(ダニエル2:48-49)
これらの聖句から、ダニエルが書斎に閉じこもったり、祈りの部屋にずっととどまってはいなかったことが分かります。彼は、その国の政務に積極的に関わっていたのです。
また、ダニエル書1章19節から20節、6章25節から28節、8章26節から27節を読んでみてください。
レオン・ウッド氏は著書の中で、次のように語っています。「明らかに、神は計画をもってダニエルを影響力のある地位に就かせた。ユダヤ人をイスラエルの地に連れ戻すために、人々を励まし助けた。それは、ダニエルがバビロンにおいて、ユダヤ人に貢献できる立場に就いていたことを意味した。」(『ダニエル書註解』P.154)
私たちへの教訓
第一に……みことばを読み、全力で従う
以上のことは、私たちにとってどのような意味をもつのでしょうか。私は、ダニエルが示した模範を三つの点で要約できると思います。
第一に、神のみことばを学び、神から指示されることに、全力で取り組まなければならないということです。言い換えれば、私たちは自分の頭を用いなければならないということです。
「あなたは熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい。」(IIテモテ2:15)
神のみことばは私たちのマニュアル、手引書です。良い兵士が自分の部隊長の教えをしっかりと学び取るように、私たちは神のみことばを学び取ること、司令官である主をしっかりと理解する必要があります。主が何を語っておられるのか、主の戦略はどうなのか、主がどんなことに注目しておられるのか、主がどのように考えられるのかを見いだしましょう。
ここで注意することは、学ぶことだけに専念しないことです。時に、細部にこだわる聖書論議は、不一致の末、信者同士の交わりを引き裂きかねません。バランスを保つことが重要です。
良き兵士が上官の命令に従うように、私たちも神の戦略を学び、神が望まれること、神の意図を探る必要がある
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