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←城壁の破れ口をふさぐのは、勇気ある役目であった
◆書としての「ネヘミヤ記」
ネヘミヤ記は、イスラエルの歴史書としてすばらしい書物であるだけでなく、その内容が今日のイスラエルの状況と、驚くほど重なっています。現在のように、ネヘミヤの時代もまた、離散の地からユダヤ人が帰り、国を再建していました。また、イスラエルに敵対する者たちが徒党を組んで攻撃し、絶望を与え、「おまえには存在する権利はない」と叫び声を上げていました。これも今日と同じです。さらにまた、この書は、BFPにとっても、ある一つの大切なメッセージを伝えています。
イスラエルの地における支援プログラムを通して、私たちもまた、この国を建て上げる手助けをしています。世界中のクリスチャンが送ってくださる助けによって、「BFPは、この地を回復するための支援をしている団体である」と、現地および世界のユダヤ人指導者から認知されるようになりました。
皆様がイスラエルに対する無条件の愛から伸ばしてくださった、助けの手によって、私たちは慰めと励ましを、この地にもたらすことができるようになりました。
ネヘミヤ率いるチームは、レンガと粘土を使って城壁を再建しました。しかし、私たちは、2000年近くにわたり廃墟となっていた“ユダヤ人とクリスチャンの関係”という壁を修復しています。そのひどい荒廃ぶりが、「神は無力だった。ご自分の民を守ることができなかった。」という、世界にとって悪い証しとなってきたその壁を、建て直しているのです。ユダヤ人とクリスチャンの間に、尊敬と真心、そして愛の関係が育つことにより、神の御力が再び現されるようになります。
両者の間に立ち続けることによって、私たちはこの地を守り、この地を再建する手助けをしています。クリスチャンにとって重要なのは「祈り」です。確かにクリスチャンは、イスラエルの国とその人々のために祈るよう召されています。あるユダヤ教のラビは次のように教えています。「壁を造った人々は偉大だ。しかしより偉大なのは、その間に立つ者だ。」 古代において、この「間に立つ者」とは、敵の侵入を防ぐために、城壁の破れ口に自分自身の肉体を置いて、穴をふさぐ人でした。その穴から敵が侵入してくる危険に対し、神の御名の栄誉のために、自分自身の命を進んで捧げました。
「イスラエルとユダヤ人を支える」という聖書的命令を、世界のクリスチャン社会に伝えていくことは、終わりの日にあって、教会が、神の望まれる「強力な神の兵士」となることにつながっていることを覚える必要があります。
残念ながら、ここでページが尽きてしまいました。来月の後編では、この、「ネヘミヤ記から見るネヘミヤ像」の続きを学びます。そして、ネヘミヤの姿勢を通して、この時代に神が教会に望まれていることが何なのかを探りたいと思います。〈次号へ続く〉
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