マナは一体どこから来たのでしょうか。“ロッテム”という植物からのものである、という説があります。砂漠の上を風が吹く時、舞い上がった砂がこの植物のトゲの表面に当たって小さなくぼみを作ります。
このくぼみから白い泡が吹き出してきて、ちょうど真珠大の大きさになります。砂漠気候の中でこの泡は乾燥して固まり、ポップコーンのようなものが出来上がります。これを食べるとはちみつのような甘い味がします。これはマナが風に運ばれて、イスラエル人の宿営の元に届いた、という記述に一致します。
ウズラについてはどうでしょうか。実際に動きの素早いウズラを捕まえるのは至難の業です。しかしここに神の介入がありました。シナイ半島は、ヨーロッパからアフリカに渡る渡り鳥たちの主要経路です。地中海を渡った後、鳥たちはシナイ半島の海岸線に降り立ちます。長い旅をして来た鳥たちは疲労困ぱいし、すぐに飛び立つことができません。聖書時代のイスラエル人は、渡りのためにぐったりしていたウズラをたやすく捕獲し、食料とすることができたのです。
◆ブドウを甘くする三つの方法
農夫が酸っぱいブドウを甘くする三つの方法があります。甘いブドウの実とは成熟した果実です。同じように、主と共に歩む中で、私たちも成熟する必要があります。ブドウ畑を世話する農夫の姿から、主が私たちを霊的に養われる方法を見いだすことができます。
この三つの方法を一つ一つ見ていき、私たちと主との関係にも適応できるかどうか考えてみましょう。
その1――農夫の不在
イスラエルでは、11月から2月にかけて、年間降水量の75パーセントを占める雨が降ります。そして3月、遅くても4月に、「後の雨」という雨が降ります。4月後半から9月までは完全な乾季です。この暑い乾燥した気候のシーズンが、ブドウにとっては成熟の時であり、9月には完全に熟します。
本当に奇跡のような果物です。
貯水槽の水が皆干上がってしまうこの時期、ブドウの実はみずみずしく甘くなります。中東の強い日差しの中、一滴の雨も降らない中で、どうして生き延び、水気たっぷりの実を実らせることができるのでしょうか。これは、この植物が、地面に降りた夜露を通して水分を得るからです。
詩篇133篇には、シオンの山々に降りるヘルモン山の露の恵みについて記されています。ホセア書14章5節には「わたしはイスラエルには露のようになる」とあります。ブドウの実はこの時期、ただ降りてくる露のみによって生き延びるのです。乾季に降りる夜露の総降水量は18〜28センチメートルになります。砂漠気候のイスラエルにとって、水は最も大切なものです。それゆえ、聖書の中では、水は祝福として描かれています。
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