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 ただやみくもに祈るのではなく、自分たちの語る言葉について注意を払い、またそれらがみことばに沿ったものであるかどうか吟味し、確信をもつ必要があります。なぜなら場合によっては、天使が本意に反して働くこともあるからです。「あなたの口が、あなたに罪を犯させないようにせよ。使者の前で『あれは過失だ。』と言ってはならない。神が、あなたの言うことを聞いて怒り、あなたの手のわざを滅ぼしてもよいだろうか。夢が多くなると、むなしいことばも多くなる。ただ、神を恐れよ。」(伝道者5:6-7)

 一方で、天使の業のように見える霊的現象が、すべて神からのものであるとは限りません。今日、さまざまな声が満ちる世界に生きる私たちは、“霊を見分ける”ことが必要です。「サタンさえ光の御使いに変装するのです。」( II コリント11:14)。悪霊もまた、誘惑の言葉とメッセージをもって私たちに干渉します。しかし彼らは、神から遣わされたのではありません。もし私たちが、ただやみくもに幻や御声や啓示を求め続けるならば、逆に悪魔に干渉されるすきを与えることになります。サタンとその悪霊たちは、自分たちの考えや偽りを人々に植え付けようと必死なのです。

◆サタンの働きを見分けるには
 「愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。それによって神からの霊を知りなさい。」( I ヨハネ4:1-2)。主から出たものは、神を主と宣言し、平安をもたらし、みことばに一致し、神の御名に栄光を帰すために私たちを義の道に導きます。

 天使たちは、決して名を名乗りません。彼らの名を知ることができるのは、聖書の中のみです。彼らはただ神に栄光を帰すために働き、自分たちが栄誉を受けることはありません。パウロは言っています。「しかし、私たちであろうと、天の御使いであろうと、もし私たちが宣べ伝えた福音に反することをあなたがたに宣べ伝えるなら、その者はのろわれるべきです。」(ガラテヤ1:8)。逆に、悪霊たちは自らの名を明かします。それは通常、彼らの性質、また行動を通して明らかになります。先に詩篇91篇5、6節で学んだ通りです。彼らは決して神に栄光を帰すことはなく、かえってその御業を破壊しようと働くのです。

 神の陣営に立つ天使と、サタンに与する悪霊たちとの間には、いつも霊的な戦いが繰り広げられています。マタイ伝6章9節から13節に「主の祈り」と呼ばれる祈りがあります。「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」(マタイ6:9-10)。ヘブライ語ではこう祈られます。「地と、…そして天の両方において」と。これは、天と地の両方が、現在も、サタンと悪霊の策略の影響下にあるため、神の聖なるご支配のもとに置かれる必要があるということを示しています。サタンは「空中の支配者」(エペソ2:2)です。主の祈りは、サタンと彼に与する悪の勢力に対して、神がいつの日か権威をもって罰せられることを宣言する祈りなのです。

◆闇の勢力の働きを知り、防衛する
 すべての現象をサタンのせいであると決め付けるべきではありませんが、彼らが私たちの関心を完全に支配し、清くない行いへと導くことは確かです。

 
 
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