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 イエスの時代には、アンティオカスに対するユダヤ人の勝利を記念して祝うようになったハヌカーは、年中行事として、ユダヤ地方に住むユダヤ人の間で重要なものとなっていました。イエスご自身もまた、この祭りを祝うためにエルサレムに上ってこられました(ヨハネ10・22)。今日、さまざまなユダヤの例祭の中で、ハヌカーはペサハ(過越の祭り)に次いで最も人気のあるものとなっています。

◆メノラーに明かりをともす
 闇がすべてを覆う深い夜の中でも、メノラーは最も強い光を輝かせるものです。同様に、世界が最も暗黒の時代にある中でも、神に選ばれた人々であるイスラエルと教会は、最も強い光をもって輝く必要があります。これこそ、パウロが、すべての信じる者たちが、邪悪でよこしまな国の中にあっても、「世界の光」として輝くことを強調するゆえんでもあります(ピリピ2:15)。イスラエルの神である主を信じる一人ひとりが、今もなお小さなメノラーとしての役割を担っているのです。

 残念なことに、歴史の中で悪が力を増したとき、イスラエルと教会が光を世界にもたらす役割に何度も失敗しているという悲しい現実があります。光輝くための完璧なマニュアル(聖書)を与えられていながら、イスラエルは分離主義、排他主義、エリート主義のわなに陥りました。教会もまた、絶えず過ちを犯し続けました。

 しかし人間の不忠実は、人類に対する神の変わることのない忠実を消し去るものではありませんでした。「神の賜物と召命とは変わることがありません。」(ローマ11:29)。「彼はいたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく、まことをもって公義をもたらす。彼は衰えず、くじけない。ついには、地に公義を打ち立てる。」(イザヤ42:3-4)。ここでの“いたんだ葦”とは、燭台が壊れてしまった状態を表します。預言的な見地から言えば、これは、火が消えそうになるほど台無しにされた、神のメノラーとしてのイスラエルを指します。この選びの民は傷を受けましたが、滅びることなく、その光は弱まったかもしれませんが、消え去ることはありませんでした。

 このみことばは、失敗を犯し続けた教会にも等しく該当することですが、しかし神は、教会とイスラエル、この両者を“いたんだ葦”として折ることもなく、くすぶる燈心として消されることもなさいませんでした。主は次のように宣言されています。「シオンのために、わたしは黙っていない。エルサレムのために、黙りこまない。その義が朝日のように光を放ち、その救いが、たいまつのように燃えるまでは。」(イザヤ62:1)。神ご自身が力強く輝いてくださるとともに、この地上に置かれたメノラー――神によって啓発された個人、イスラエル、そして教会もまた、神の真実の光を豊かに輝かせるのです。

 やがて時は満ち、神はメシアを再びこの地上に遣わされ、死者を復活させてくださるでしょう。そして次のことが起こります。「思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多くの者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。」(ダニエル12:3)。神の明かりである人々は、生きたメノラーとして、世界全体に光を放つようになり、海が水で満ちているように、主の知識がこの全土を覆うようになる時代がやって来るのです(イザヤ11:9)。

 
 
 
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