イザヤ書では、イスラエルが神の証し人であることが明示されています。「あなたがたはわたしの証人、――主の御告げ。――わたしが選んだわたしのしもべである。これは、あなたがたが知って、わたしを信じ、わたしがその者であることを悟るためだ。わたしより先に造られた神はなく、わたしより後にもない。」(イザヤ43:10)。神のおきてに従う生活を送ることで祝福を受け、豊かに栄える国民となる――イスラエルのこの姿を通して、世界の人々は永遠なる神の存在を信じる――イスラエルはこの真実を目撃する証人として選ばれたのです。イスラエルが神に対し忠誠を尽くすことで祝福を受けることは、諸国民にとっての輝かしい例となり、自身が光輝くだけでなく、光の源である神に光をお返しすることになるのです。
◆光としての役目
イスラエルは、超人的なエリート集団となるべく選ばれたのではありません。全世界に神の光を放つという目的のために、世界の諸国民の中から選ばれたのです。「あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。主は、地の面のすべての国々の民のうちから、あなたを選んでご自分の宝の民とされた。」(申命14:2)。
イスラエルの人々は、メノラーの聖なる光の中に、神の生ける証しとその輝かしい威光を見いだしていました。彼らは、自分たちが選ばれた民として放つ光、そしてメノラーの光そのものも、ただ、神という源があるからこそ発することができることを理解していました。預言者が言う通りです。「起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。」(イザヤ60:1)。
イザヤは、世界を照らすために神がイスラエルを選ばれたことについて、さらに言及しています。「わたし、主は、義をもってあなたを召し、あなたの手を握り、あなたを見守り、あなたを民の契約とし、国々の光とする。」(イザヤ42:6)。「ただ、あなたがわたしのしもべとなって、ヤコブの諸部族を立たせ、イスラエルのとどめられている者たちを帰らせるだけではない。わたしはあなたを諸国の民の光とし、地の果てにまでわたしの救いをもたらす者とする。」(イザヤ49:6)。この二つのみことばは、メシアに関する預言であると共に、諸国民のためにメノラーの光となり、地の隅々まで神の救いをもたらすために選ばれた、証し人の集団としての、イスラエルにも当てはまるものです。すべての民族は、この神の仲介者である選びの民を通して、光を放つ神のみことばの不思議に触れることができるようになったのです。 |