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 その後、再建された第二神殿は、ヘロデ大王の手によって完成され、当時でも世界有数の建築物の一つと唱えられました。しかしながら、主イエスは、その破壊を予見して次のように宣言されました。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。」(ヨハネ2:19)

 メシアなる主イエスこそ、詩篇118編22節に出てくる「家を建てる者たちの捨てた石。それが礎の石になった。」と預言されている“礎の石”です。礎の石は、建物に使われるすべての石を一つにつなげる非常に大切な存在です。このイエスを通して、今は主を信じるクリスチャンが、地上における神殿とされています。ですから、かつて神がどんな所に宿っておられたのかについて学ぶことを通して、新しい神殿とされた私たちのあり方が明らかになります。

◆細部を語られる神
 「過越の祭り」の時、出エジプトの出来事を思い起こす中で、私は「ミシュカン(幕屋)」に注目しました。イスラエルの宿営の真中に、ご自身の住まいである幕屋を建築されるにあたり、神は構造まで、事細かにその建て方を指示されました。中でも最も私の注意を引き付けたのは、イスラエル人の宿営から聖所である幕屋を隔てるため、その周囲に張り巡らされていた亜麻布のカーテンについてでした。

 幕屋は、周囲の環境に溶け込んで、隠れてしまうように建てられていたのではありません。荒野の中でひときわ目立つように設計されていました。白い布のフェンスで囲まれていたことで、神の聖なる場所として周囲から完全に隔絶されていました。この白いフェンスは、砂(汚ないもの)の多い荒野――世俗、汚れた世界を意味する――から、神のおられる場所が聖なる地として完全に分離していることの象徴でした。

 「あなたがたはわたしにとって聖なるものとなる。主であるわたしは聖であり、あなたがたをわたしのものにしようと、国々の民からえり分けたからである。」(レビ20:26)。神に救われ、このお方との聖なる契約にとどまり成長していくために、私たちはこの世と分離されました。そして、子羊イエスの花嫁(教会)のために、純白の輝かしい亜麻布でできた衣装が用意されました。この白い衣装とは何でしょう。これこそ、「聖徒たちの正しい行ない」(黙示19:8)です。詩篇15篇1節で、記者ダビデは神にこう尋ねています。「主よ。だれが、あなたの幕屋に宿るのでしょうか。だれが、あなたの聖なる山に住むのでしょうか。」 次の2節は、彼の質問に対する回答です。「正しく歩み、義を行ない、心の中の真実を語る人。」 言い換えれば、聖なる神に倣い、自身も聖なる者として歩んでいる人のことです。

 この亜麻布のフェンスは、一方でみことばであるトーラー(聖書、律法)の巻物が広げられた状態に似ています。そう、神の聖なる住まいを囲っているのは、神ご自身のおことばです。みことばを通して、神はご自身を現され、義を明らかにし、約束を示され、契約を成立されました。真っ白な亜麻布に象徴される、純粋な明るい輝きに満ちた神のみ教えと導きは、神を信じる人々の上に与えられます。

 
 
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