
←神がモーセに律法を授けたと伝えられている場所は、シナイ砂漠にあるホレブ(シナイ)山である。
◆聖霊の授与
私たちクリスチャンにとっては、シャブオットはペンテコステとして、聖霊がイエスの弟子たちの上に注がれ、教会が誕生したことを記念する日です。「教会の誕生日」と言ってもよいでしょう。
聖霊が使徒たちの上に臨んだとき、強い風が吹く音が聞こえました。ヘブライ語で聖霊のことを「ルア・ハコデシュ」と言いますが、「ルア」とは、「霊」のことであり、同時に「風」も表します。
ですから、シャブオットを祝うために世界中から巡礼者がエルサレムに上っていたこの時に、この出来事が起こったのは単なる偶然ではありません。彼らは、イエスの弟子たちが世界のさまざまな言葉で語るのを聞きました。彼らは言いました。「あの人たちが、私たちのいろいろな国のことばで、神の大きな御業を語るのを聞こうとは……。」 ユダヤ教のラビたちは、次のことを信じています。神がモーセに律法のみことばを語られていたとき、その御声は70の言語に分かれて響いた。よって世界のすべての民がそれを理解することができた、と。
このことは、使徒の働き2章の出来事と重なるものがあります。聖霊が人々の上に働いて、さまざまな言葉を語ることができるようにされたことで、世界中からエルサレムに集まっていたすべての人々が語られていることを理解することができました。そして、神は炎の舌を天より下されて、ご自身の偉大さを人々の前に現されたのです。
◆シャブオット、初穂、そして聖霊
初穂の祭りの日に聖霊が与えられたことをとおして、すべてのクリスチャンの内に表されるべき「御霊の実」について考えさせられます。「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。」(ガラテヤ5:22-23)
元BFPガリラヤ学習センター所長、ジム・ゲリッシュは次のように指摘しています。「聖霊の降臨によってイエスの弟子たちは力を増し加えられ、それまででは考えられないほど、すべての分野において実り豊かな者となった。」と。これについて、シャブオットの期間中にユダヤ人が朗読する「ルツ記」をとおして見ていきましょう。
おそらく、聖書の中で聖霊のことが最も明らかに描写されている箇所と言えばルツ記でしょう。
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