置換神学者の主張その3
イスラエルは、やがて世界中の民族が一つになって作られる、「未来の教会のひな形」でしかなかった。
【根拠となるみことば】―「日の出る所から、その沈む所まで、わたしの名は諸国の民の間であがめられ、すべての場所で、わたしの名のために、きよいささげ物がささげられ、香がたかれる。わたしの名が諸国の民の間であがめられているからだ。―万軍の主は仰せられる。―」(マラキ1:11)
【説明】イエス以前、神を賛美し、礼拝し、棒げ物が捧げられるのは、エルサレムの神殿だけと限られていたが、イエス以降、世界中で神に礼拝を捧げることが可能となった。またイスラエルの神は、もはやイスラエルだけでなく、諸国民の間であがめられる神となった。教会の中で神の御名があがめられている今、エルサレムの神殿も、神に仕えるために選び出されたユダヤ人も、その役割を終えた。つまり彼らは、未来の教会形成のひな形となるために選び出されたにすぎない。
【私の反論】これはすばらしいみことばです。ユダヤ人とイスラエルが、「国々の光」となり、神のみことばが世界中あまねく伝えられるという、彼らの召しの一つが成就した状態を示しています。それが成就したからといって、ここからイスラエルがその役割を終えた、という内容を読み取ることはできません。
置換神学者の主張その4
「ユダヤ人は、霊的特権の数々を失い、ほかの人々に取って代わられる」とイエスご自身がおっしゃった。
【根拠となるみことば】―「だから、わたしはあなたがたに言います。神の国はあなたがたから取り去られ、神の国の実を結ぶ国民に与えられます。」(マタイ21:43)
【説明】これはイエスがユダヤ人に対しておっしゃったことばであり、ユダヤ人が霊的特権を失い、それが別の国民に与えられるとはっきり明言されている。
【私の反論】ここでイエスが「あなたがた」と名指ししているのは、人々を指導する立場にありながら、彼をメシアとして受け入れず、民にも彼を拒絶するように勧めた祭司やパリサイ人です。このみことばの前後を読めば、それがよくわかります。ですから、決してユダヤ人やイスラエルの国全体を指して語られたのではありません。
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