これは、イスラエルへの祝福と呪いに関する箇所として有名な、申命記28章でも繰り返されています。「もし、あなたが、あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が、きょう、あなたに命じる主のすべての命令を守り行なうなら、……主は、その恵みの倉、天を開き、時にかなって雨をあなたの地に与え、あなたのすべての手のわざを祝福される。」(申命28:1、12)
しかしまた、次のようにも語っておられます。「もし、あなたが、あなたの神、主の御声に聞き従わず、私が、きょう、命じる主のすべての命令とおきてとを守り行なわないなら、次のすべてののろいがあなたに臨み、あなたはのろわれる。…主は、あなたの地の雨をほこりとされる。それで砂ほこりが天から降って来て、ついにはあなたは根絶やしにされる。」(申命28:15、24)
◆49. スコット−雨乞いの祭り
ユダヤ人は過去、そして現在に至るまで、ちょうど雨季を迎える時期にあるスコット(仮庵)の祭りの間(毎年9〜10月)、雨のための特別な祈りを捧げてきました。この祭りの間に、「初めの雨」が降ると、特別な祝福とされます。また、イスラエルに雨が降らなくなり、干ばつの兆候が見受けられる場合、イスラエルの民は自らの行いを振り返り、罪の許しと雨のために、神に熱心に祈り始めます。
◆50. 美しい花の季節
2月から3月にかけて、イスラエルは、雨季の雨によって美しい花の楽園と化します。数週間の間、国全体が華やかな色と香り、鳥のさえずり、忙しげな虫の羽音であふれます。この、毎年のように起こる「蘇りの奇跡」は、これを見るすべての人々の心を捉えずにはおきません。緑の丘は、ポピーやアネモネの赤で染まり、また群生する野生ルピナスの青で埋まります。岩の間に群れ咲くピンクや白のシクラメン、ひっそりと咲くアイリスの美しさや、アザミの間からぴょこぴょこと顔を出す小さな蘭の花など、一度見たら忘れることのできない美しさです。これほどの短期間に、多種多様に豊かに咲き乱れるので、非常に印象深い光景です。それまで、夏や秋の茶色く乾ききったイスラエルしか見たことのない巡礼者たちにとっては、春の花園と化した景色はまさに驚きです。
◆51. 辛抱強い砂漠の植物
砂漠では、植物は数カ月間の短い季節に発芽し、花を咲かせ、来年に十分な種を持つ実を付けます。そしてもし旱魃になれば、これらの種は何年間、時には何世紀も、再び芽吹くために、雨を待って休眠しています。木や潅木の中には、水を保持するためにすべての葉を落とし、外見が枯れ木のようになるものもあります。しかし、いったん雨が降れば、勢い良く芽を吹き出します。砂漠の植物を活気づかせるためにあまりたくさんの水は要りません。
◆52. 「野のゆりを見なさい」
1980年代、特に雨の多い冬が一度あり、荒野にたくさんの雨が降りましたが、その年は過去に見たことのないほどの花が見られました。ユダの荒野の荒涼としたチョーク質の斜面から、その美しさを誇示するために、十分な雨が降るのを何年間も待っていた巨大なアイリスや他の花々が現れ出たのです。
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