BFP編集部 2002年6月
今月から、クラレンス・ワーグナー著『聖地イスラエルに関する365の驚くべき真実』(※今年度日本語版出版予定)より、第1章と第2章を3回シリーズで紹介していきます。聖地に関するさまざまな興味深い71のトピックがリストアップされています。イスラエルについて熟知されている方も、「これから学んでいくところです」とおっしゃる方も、ぜひこのティーチング・レターをご一読ください。
■第1章 ロケーション
◆1. 聖地を表す名前
聖書の地は、いろいろな名前で呼ばれてきました。「カナン」「乳と蜜の流れる地」「約束の地」「イスラエル」「ユダ」「イドメア」そして「パレスチナ」。さらに、さまざまな地方の名前や、イスラエル12部族の相続地の境界や(ヨシュア13-21章)、地形を表す名(例-ユダヤ、サマリヤ、ガリラヤ、シェフェラー(海岸平野)、アラバ、ネゲブ等々)など、多くの地名も出てきます。
今日のイスラエル国家はこれらの名前を多く残していますが、それは昔、神が約束された、より大きな地域の一部分にすぎません。
このほかにも、解説的、あるいは詩的な名前が書かれています。「ベウラー」(「夫をもつ者」イザヤ62:4)、「聖なる地」(ゼカリヤ2:12)、「インマヌエルの地」(イザヤ8:8)、「エシュルン」(申命33:26、イザヤ44:2)、「ヘブル人の国」(創世40:15)、「ユダヤ人の地」(使徒10:39)、「麗しい国」(ダニエル8:9)、「良い山地」(申命3:25)、「慕わしい国」(ゼカリヤ7:14)、そして「主の地」(ホセア9:3)などです。
◆2. 神の所有される地
神は、ある一つの目的のために、この地を特別に選ばれました。神ご自身がこの地の所有者であり、譲渡の権利を有され、ご自分のものだと宣言されている土地です。詩篇の著者が「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主のものである。」(詩篇24:1)と言っているように、全世界は神のものです。しかし、神とこれほど特別な関係をもっているのは、この一角の土地だけなのです。神はイスラエルについて、こう言われます。「地は買い戻しの権利を放棄して、売ってはならない。地はわたしのものであるから。あなたがたはわたしのもとに居留している異国人である。」(レビ25:23)。事実、聖書ではイスラエルを「神の地」と表現する箇所が数多く登場します。エレミヤでは「わたしの国」(エレミヤ2:7)と呼んでいます。
神は預言者イザヤをとおして、ご自分の土地を防衛すると言っておられます。「わたしはアッシリヤをわたしの国で打ち破り、わたしの山で踏みつける。アッシリヤのくびきは彼らの上から除かれ、その重荷は彼らの肩から除かれる。」(イザヤ14:25)。未来に関する預言の中でも、神はイスラエルを「わたしの地」と呼び続けています。また、預言者エゼキエルをとおしてこう仰せられています。「あなたは、わたしの民イスラエルを攻めに上り、終わりの日に、あなたは地をおおう雲のようになる。ゴグよ。わたしはあなたに、わたしの地を攻めさせる。それは、わたしがあなたを使って諸国の民の目の前にわたしの聖なることを示し、彼らがわたしを知るためだ。」(エゼキエル38:16) |