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◆親の責任

 聖書には、子どもに関する記述が1700カ所以上あります。その中には、人が悲しむ時、愛情を込めてご自身の御許に引き寄せたいと思っておられる、優しい憐れみ深い天の御父のご人格が表されています。反面、人間が間違った方向へと迷い出てしまったときには、厳しく戒められる父でもあられます。

 神が、命の道を歩くことを私たちに望まれるのは、豊かな人生を送るために、必要なものすべてがそこに見出されるからです。神は私たちがそうすることを切に願い、その道を教えるとも言っておられます。「来なさい。子たちよ。私に聞きなさい。主を恐れる(尊敬する)ことを教えよう。」(詩篇34:11)

 もし、神に従うことに真剣なら、道を踏みはずすことはありません。子どもが正しく成長できるように、喜んで助けてくださる誠実な親を、私たちは内側に持っているからです。天国の道を教えるために、神は地上でそれを教え、世話をする代行者を任命されました。それが、私たちに与えられた両親です。それでは、子どもたちに対する両親の責任とは何でしょう。

◆訓練と指導
 親の役割の一つは、主の教えに従って子どもを訓練しい指導することです。箴言は親たちに次のように命令しています。「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」(箴言22:6)

 しかし、訓練と指導には、「従うこと」が要求されます。人は罪を犯す性質を持って生まれてくるので、幼い子どもでさえ、指導しなければ、神の道から迷い出てしまいます。天の父として、神はすべての人間を訓練されます。「父がかわいがる子をしかるように、主は愛する者をしかる。」(箴言3:12)。そして同様に私たちが自分の子どもを愛し、正しく訓練することを望んでおられます。

 聖書によって正しく訓練を受けた子どもたちは、善悪を知るようになります。訓練を受けないと、不安で気ままになり、どうすれば成熟した、自立した大人になることができるのかわかりません。
 だからと言って、肉体的にも精神的にも、「訓練」が子どもを虐待する言い訳にはなりません。エペソ書6章4節はこう勧告しています。「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」

 コロサイ書3章21節では、さらにもう一段階進んだ指導をしています。「父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。」このように訓練とは、単に体罰を与えることではなく、また言葉で虐待することでもありません。神の道に生きるために、人生の方向付けを与える養育を含めた、総合的なプログラムなのです。

 旧約聖書では、子どもを訓練することは大変重要なことでした。申命記21章18節から21節では、不従順で反抗的な息子に対する罰を、一つひとつ明確に説明しています。そういう子どもたちは、町の門に連れて来られ、人々によって石打ちの罰を受けて殺されたのです。地上の両親に対してさえ、これほどの従順が要求されるのですから、天の父に従順であることはさらに大切です。

 
 
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