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 しかしイスラム教側が何と言おうとも、また国連やパレスチナの権威が何と言ったとしても、この神殿の丘の権利はまだユダヤ人にあるのです。ダビデがこの土地を買った(第2サムエル24章)ことは今に至るまで記録されており、正当な事実なのです。

 現代のイスラエルが建国されてから、聖書の預言の成就として、何百万ものユダヤ人たちがこの地に帰還してきました。ところが、今日のユダヤ人たちは神殿の丘で主を礼拝する代わりに、ヘロデ王が建てた神殿の聖所を囲んでいた擁壁がわずかに残った部分の外側である「嘆きの壁」(または「西の壁」)で祈りを捧げています。

 今日、多くのクリスチャンとユダヤ人たちは、神殿の丘の頂で聖書の神があがめられる日が再び来ると信じています。いつかこの場所に、新しい神殿(第三神殿)を建てて、主に礼拝を捧げることができると信じているのです。いつどのようにしてそのことが起るのかは神のみがご存じです。

 以前、単なる貧しい麦打ち場でしかなかったこの場所は、聖書の預言が成就する今日、この上なく重要な場所として存在し、イスラエルとともにますます歴史全体の注目の焦点となっています。

◆第5の鍵
  防護された町

 詩篇125篇1節から2節には次のように書かれています。「主に信頼する人々はシオンの山のようだ。ゆるぐことなく、とこしえにながらえる。 山々がエルサレムを取り囲むように、主は御民を今よりとこしえまでも囲まれる。」

 エルサレムは中央山地の頂上に位置しているのに、なぜ山々がエルサレムを「取り囲む」のでしょう。この点は、エルサレム旧市街の地理的位置を見ると完全に理解できます。エルサレムと、そこより高い東のオリーブ山の間に「ケデロンの谷」と呼ばれる谷があります。この谷にある「ギホンの泉」近くに旧市街は位置しています。西側には現代の「シオンの丘」(聖書的シオンの丘は今の神殿の丘である。後の時代に「シオン」としてその位置が設定された)があり、北側の丘も聖書時代の町よりずっと高くなっています。ですから、エルサレムの旧市街は中央山脈の分水界、つまり雨水が東西に流れ下る分け目となる最も高い領域に位置しているのですが、より高い尾根に囲まれた、ちょうどお皿のような窪地の場所にあるのです。

 古代のほとんどの大きな町々と同じように、エルサレムも夜間や戦争時には中から閉じられた複数の門を備えた城壁に囲まれていました。人々が出入りできたのは、これらの門のみです。住民を守るために、夜間には金属と木で作られた巨大な扉が(詩篇107:16、イザヤ45:2)丈夫な横木でしっかりと閉じられていました(第1列王4:13、ナホム3:13)。

 それぞれの町の主要門(メインゲート)は、戦車や荷車が通れるように十分な幅を取って作られていました。こうした門は城壁の中でも最も攻撃を受けやすいという理由から注意深くデザインされて、敵が侵入するのを防げるように作られていました。また、城門の側面はたいてい塔になっており、日夜、見張りが立っていました(サムエル上18:24、33)。エルサレムが全世界に賛美される場所となるように祈るため、私たちは「城壁の上の見張り人」として召されています(イザヤ62:6-7)。

 
 
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