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 こうして平和の町エルサレムには、世界の中心となるべき運命が課せられたのです。

 紀元前1004年、神の祝福によってダビデがエルサレムを征服しました(第1歴代11:4-5、7-9)。神がこの地を選ばれたからです。そこはユダとベニヤミンの領地の境にあり、北のイスラエル王国と南のユダ部族をつなぐ架け橋的存在ともなりました。エルサレムはイスラエルの霊的・行政的な首都となったのです。今日においてもこれは変わりません。王たちはこの地に王座を定めて国を治め、また人々が礼拝のために集まる神殿には神のご臨在が宿っていました。

 ダビデが、神のご臨在が宿るための聖なる宮の地としてエルサレムを選んだことは、神にとって最も重要なことの一つでした。「ただ、エルサレムを選んでそこにわたしの名を置き、ダビデを選んでわたしの民イスラエルの上に立てた。」(第2歴代6:6)

 「わたしはこの町を守って、これを救おう。わたしのために、わたしのしもべダビデのために。」(第2列王19:34)

「しかし、ダビデに免じて、彼の神、主は、エルサレムにおいて彼に一つのともしびを与え、彼の跡を継ぐ子を起こし、エルサレムを堅く立てられた。」(第1列王15:4)

 ダビデは、主への祭壇を築くために、エルサレムにあった「アラウナの打ち場」を買い取り(第2サムエル24章)、ついに主の契約の箱をエルサレムに持ってきました(第1歴代15章)。ソロモンが栄光に満ちた第1神殿を建てたのはこの場所であり(第1歴代3:1)、ヘロデ王が無比の壮麗さと装飾を誇った第2神殿を建てたのも同じ場所です。エルサレムの神殿の丘に、神のご臨在が1000年以上も宿れらたのです。この場所こそ、イスラエルにご自分の千年王国を樹立するために主が戻ってこられる場所です。主はエルサレムから、この地球上を統治されるのです。神の律法と主のみことばはエルサレムから出て行きます。「それは、シオンからみおしえが出、エルサレムから主のことばが出るからだ。」(イザヤ2:3)

 「主はシオンからあなたを祝福される。あなたは、いのちの日の限り、エルサレムの繁栄を見よ。」(詩篇128:5)

 この「神殿の丘」は、「シオンの山」として知られるようになり、後にはアブラハムが主に捧げるためにイサクを連れていった「モリヤの山」として知られるようになりました。

 今日、神殿の丘にはイスラム教のモスクが立ち、その領域内はイスラムの権威によって完全に管理されています。ユダヤ教徒とクリスチャンには、この神殿の丘で祈りを捧げることが許されていません。無理にでも祈ろうとするなら、イスラム教徒によって追い出されてしまいます。

 
 
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