BFP編集部 2000年10月
私はエルサレムに住んで23年以上になりますが、この特別で素晴らしい町に住んでいることはなんと恵まれたことかといまだに興奮を覚えます。聖書中数多くの出来事が、この町で起ったのです。地球上にこの町のようなところは他にはありません。
ダビデ王は、いと高き神−イスラエルの主を礼拝するために「エルサレムにのぼる」ことの喜びと興奮を要約して次のように言いました。「人々が私に、『さあ、主の家に行こう。』と言ったとき、私は喜んだ。
エルサレムよ。私たちの足は、おまえの門のうちに立っている。」(詩篇122:1-2)
それでは、エルサレムを知るための素晴らしい鍵を聖書と歴史の記録から見ていきましょう。
◆第1の鍵
多くの名を持つ町
何世紀にもわたってエルサレムは多くの名前で呼ばれてきました。メルキゼデクの町「サレム」(創世記14:18、ヘブル7:1-2)、神がダビデに征服するように命じられたエブス人の町「エブス」(歴代上11:4)、「平和の町」「ダビデの町」(サムエル上6:10、列王上2:10、同11:27など)そして「エルサレム」(ヘブル語でイェルシャライム)です。また、紀元135年にローマ皇帝ハドリアヌスが命名したローマ名「アエリア・カピトリーナ」や、その後にイスラム教徒がつけた名前「エル・クッズ(the
Holy)」などがあります。
ヘブル語名「イェルシャライム」(ヨシュア10:1)は、「シャローム(ヘブル語で平和)」という男性名詞の複数形で終わっています。ただの平和ではなく、2倍の平和の町と読み取れます。
エルサレムの名は聖書に881回登場します。そのうち667回がヘブル語で書かれた旧約聖書に、144回が新約聖書に書かれています。
学者たちはエルサレムについて、聖書の中に70種以上の詩的・描写的名が見つけられると言っています。そのうち最も多く使われているのが「シオン」(152回)(列王上8:1、ゼカリヤ9:13など)です。
その多くの呼び名のうちのいくつかを並べてみましょう。「神の町」(詩篇46:4、87:3)、「ユダの町」(歴代上25:28)、「喜びの町」(エレミヤ49:25)、「賛美の町」(エレミヤ49:25)、「義の町」(イザヤ1:26)、「偉大な王の町」(詩篇48:2、マタイ5:35)、「主の町」(イザヤ60:14)、「真実の町」(ゼカリヤ8:3)、「忠実な町」(イザヤ1:26)、「我が民の門」(オバデヤ1:13、ミカ1:9)、「へフツィバー(我が喜びは彼女のうちに)」と「ベウラー(夫のある国)」(イザヤ62:4)、「主の山」(ダニエル9:20、ゼカリヤ8:3)、「美の極み」(哀歌2:15)、「地の女王」(哀歌1:1)、「主の王座」(エレミヤ3:17)、「イスラエルの聖なる者シオン」(イザヤ60:14)、「アリエル(神の獅子)」*1(イザヤ29:1)などがあります。
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