BFP編集部 2000年6月
前回のイスラエル・ティーチング・レター「聖書の地・パート1」では、イスラエルの位置と大きさ、乳と蜜の国、甘い水と塩辛い水のある国、世界の交差点、イスラエルの山々、そして豊かな多様性を持った小さな国などの項目について取り上げました。今回は、この驚嘆すべき地イスラエルの気候と動植物について見ていきましょう。
聖書の地の地形や地理、気候、動植物などのすべては、昔も今もこの地で暮らす人々に強い影響を及ぼしています。これらについて理解することは、我々の聖書理解を向上させ、聖書時代の人々がどのような祝福や危険と向き合って暮らしていたのかを知る助けとなります。
■イスラエルの気候
基本的に、イスラエルには雨の多い冬と暑く乾燥した夏の、二つの季節があります。暑い夏日から寒い冬日へと気候はたいてい一晩で変わり、春までずっとそのままです。それから涼しく快適な春となり、そして再び一日で暑く乾燥した夏日に取って代わります。
エルサレムの町には、毎年オランダから何千ものチューリップの球根が贈られます。それが満開になると、いつも決まって一日にして冬から夏への変化が来て、あっという間に花びらが散ってしまいます。
◆気温
イスラエルの気温は、8月の平均最高気温が39度になるエイラットから、平均気温が4度に下る北のサフェドまでと変化に富んでいます。北端のイスラエル最高峰ヘルモン山に行くとさらに気温が下がり、積雪も十分にあって、リフトのある非常に立派なスキー場で多くの人々がスキーを楽しんでいます。ゴランの山々でも毎年雪を見ることができ、またガリラヤ、サマリヤ、そしてエルサレムを含むユダヤ地方でも2〜3年に一度は雪が降ります。
イスラエルの最高気温は、1921年にヨルダン渓谷で記録された54度です。
◆雨、雨、行くな…
神がヘブル人たちを連れてきたのは、それまで彼らが知っていたエジプトのような乾いた土地ではなく、雨の地でした。
「あなたがたが行って取ろうとする地は、あなたがたが出てきたエジプトの地のようではない。あそこでは、青物畑でするように、あなたがたは種をまき、足でそれに水を注いだ。しかし、あなたがたが渡って行って取る地は、山と谷の多い地で、天から降る雨で潤っている。」(申命記11:10-11、口語訳)
|