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 死海の塩には何兆ドルもの価値があり、どんな油田にも劣らない評価がされています。この富は、死海南端のセドムで企業によって採掘され、肥料やその他の科学製品の原料として使われます。220億トンの塩化マグネシウム、110億トンの塩化ソディウム、70億トンの塩化カルシウム、20億トンの塩素酸カリウム、そして10億トンの臭化マグネシウムなどがこの塩の中に含まれています。

 これが、やがてイスラエルを攻撃してくるというゴグが魅了される富と略奪品の一部なのでしょうか(エゼキエル38:10-13)。エゼキエル書には、預言された日にイスラエルを攻撃するためにゴグが計画を立てていることが書かれています。ちょうど今日のように「城壁のない町々の国」の状態のとき、「安心して住んでいる平和な国……城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。」(11節)ところを攻撃してくるのです。ゴグへの次のような問いかけが書かれています。「あなたは物を分捕るために来たのか。獲物をかすめ奪うために集団を集め、銀や金を運び去り、家畜や財産を取り、大いに略奪をしようとするのか。」(13節)

 古代の人々は死海を“塩の海”と呼びました(創世記14:3、申命記3:17、民数記34:3)。ローマ時代には、ラテン名でラクス・アスファルティティス(アスファルト湖)と呼ばれていました。それは湖底から石油を豊富に含んだアスファルトや瀝青の大きな固まりが水面に浮き上がってきたからです。これらは燃料として収穫され、周囲の国々へ輸出されました。

 シッディムの谷とも呼ばれた死海の谷は、古代アブラハムの時代から燃料を産するところとして知られ、創世記にも登場しています。「シディムの谷には多くの瀝青の穴が散在していた……」(創世記14:10)

 ローマの歴史家フラヴィウス・ヨセフス(紀元37-93)は、死海(ラクス・アスファルティティス)について次のように記しています。「多くの場所から頭のない牡牛のように見える大きさと形の瀝青の固まりをが浮かび上がり、それらが水面を漂っている。そして専属の労働者たちが、それを船から息をそろえてつかみ、船に引き上げる……瀝青は船の修理に用いられるだけでなく、人間のからだの薬としても用いられ、用途にしたがって、多くの薬に混ぜられる。」(ユダヤ戦記第4巻8:4) 今日でも死海南端域の地面から石油が染み出し、テキサスのクリスチャン石油調査会社が掘削権を所有しています。

 死海が塩辛いのは、流れ込んむ水を受け入れるのみで、砂漠の気候で蒸発する以外に水の出口がないからです。ガリラヤ湖が甘いのは、水が流れ込んでまた出て行くからです。ですからこのようにに言われています。「ガリラヤ湖が甘いのは、受け、そして与えるから。死海が辛いのは受けるだけで決して与えないから。死海には富がたくさん詰まっているかもしれないが、そこには宿る命がない」

 貴重な霊的教訓ではありませんか。

 
 
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