預言者ゼカリヤは、終わりの日に神ご自身がエルサレムを国々のつまずきの石とされ、エルサレムとイスラエルのために立てられた神のご計画を彼らが理解し、支援するか否かによって裁かれるということをかなり明白にしています。もし、支援を行なうなら彼らは祝福され、行なわないなら滅ぼされるのです。「『見よ。わたしはエルサレムを、その回りのすべての国々の民をよろめかす杯とする。ユダについてもそうなる。エルサレムの包囲されるときに。その日、わたしはエルサレムを、すべての国々の民にとって重い石とする。すべてそれをかつぐ者は、ひどく傷を受ける。……その日、わたしは、エルサレムに攻めて来るすべての国々を捜して滅ぼそう。」(ゼカリヤ
12:2-3、9)
◆第8の鍵
契約によるこの地の権利は、イスラエルの罪とそれに続く彼らの離散によっても変わることはなかった
多くの人々が、イスラエルにこの地を与えるという神の約束は、神の律法に対するイスラエルの忠誠に基づいているのであって、彼らの不従順によって補囚となったとき、その約束は無効にされたのだと言います。しかし、聖書はこう教えます。レビ記26章40-45節で、神はその不従順のためにイスラエルを罰し、補囚にされると書かれていますが、44-45節によれば、神は彼らを再び連れ戻されるのです。「それにもかかわらず、彼らがその敵の国にいるときに、わたしは彼らを退けず、忌みきらって彼らを絶ち滅ぼさず、彼らとのわたしの契約を破ることはない。わたしは彼らの神、主である。わたしは彼らのために、彼らの先祖たちとの契約を思い起こそう。わたしは彼らを、異邦の民の目の前で、彼らの神となるために、エジプトの地から連れ出した。わたしは主である。」
申命記30章3-5節では、神はこう約束されています。「あなたの神、主は、あなたを捕われの身から帰らせ、あなたをあわれみ、あなたの神、主がそこへ散らしたすべての国々の民の中から、あなたを再び、集める。たとい、あなたが、天の果てに追いやられていても、あなたの神、主は、そこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻す。あなたの神、主は、あなたの先祖たちが所有していた地にあなたを連れて行き、あなたはそれを所有する。主は、あなたを栄えさせ、あなたの先祖たちよりもその数を多くされる。」
アモス書9章14-15節には、次のような驚くべきことが語られています。「『わたしは、わたしの民イスラエルの捕われ人を帰らせる。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる。わたしは彼らを彼らの地に植える。彼らは、わたしが彼らに与えたその土地から、もう、引き抜かれることはない。』とあなたの神、主は、仰せられる。」
その地へのイスラエルの権利に反対する人々の中には、これらのみことばはユダヤ人たちがバビロン補囚から帰還したときに成就したのだと言う人もいます。しかし、それからも再び離散と帰還がありました。「『彼らは、わたしが彼らに与えたその土地から、もう、引き抜かれることはない。』とあなたの神、主は、仰せられる。」(アモス9:15)とアモスが語ったこのことばは、彼らの故郷・イスラエルへの最後の帰還について語ったのです。それは歴史上、今だかつてまだ起こったことがなく、多くの者は現在のイスラエルへの帰還が最後のものであり、メシアの到来がそれに続くものであると信じています。 |