今日、不毛の荒れ地は、文字どおりバラの花を咲かせています。ヨルダン渓谷やネゲブの荒地では、農夫たちが1日5百万本もの花を生産し、輸出しています。1998年には、15億本の花を輸出しました。美しいアムステルダムの花市場で売られている花の多くが、イスラエルから輸出されたものです。花に限らず、果物や野菜が荒地で育っています。メロン、きゅうり、トマトといった野菜が、地下塩水で育てられ、1年中イスラエルや他国の食卓を賑わせています。りんごや梨の特別品種が、暑く乾燥した気候で育つように改良されました。今では、これらの改良種が、世界各国で生育しています。イスラエルは同じ畑で、りんごとオレンジが育ちます。こんな話は世界中どこでも聞きません。そして、この小国は、寒冷地のいちごと並んで、熱帯のバナナやパイナップルも提供しています。昨年は、自国の食料のみならず、15万トンの果物や野菜が輸出されました。
淡水や塩水の池では、世界でも類を見ないさまざまな種類の魚が養殖されています。荒地は再び実り豊かな花咲く地になりました。まさに預言者が予告したとおりです。
この地の回復と開拓は、植物を増加させ、気候をも変えました。肥沃なナイルデルタを誇る大国エジプトの、2倍(3,000種)の植物が育っています。460種類もの鳥や、アフリカ猿、シベリヤ狼のような遠国の動物も見ることができます。イスラエルは、長い間姿を消していた、聖書に書かれている動物を、再現するプログラムも企画しています。
今では、人口600万を超える食料輸出国になりました。この国は、教養、健康、教育、高い水準の福祉、ハイテク、ハイテク農業の発展を誇っています。これがみな日本の四国よりもやや大きい程度の国で遂行されているのです。
これは私たちにとって、何を意味するか
新約聖書では、著者が預言を引照して“旧約の預言がいかに成就したか”を言及しています。「聖書によれば」といった言葉が、多く用いられています。イエシュア(イエス)がその故郷ナザレの会堂でイザヤの預言を読んだ時、「今日この成句があなたがたの耳に成就した」と言って結ばれました(ルカ4:21)。「これが預言の成就です」という宣言は強力です。私たちは神がそのみ言葉を成就しておられるのを見ることができます。そして、それは人の心に信仰をもたらします。
このティーチングレターは、水晶玉によって未来を占おうとするものではありません。聖書の預言個所が、どんなにたくさん私たちの生涯に成就してきたかを示すために、「これがそれです」というご説明をしました。この学びをとおして、今日も神が働いておられるのを見ることは、信仰の力づけとなります。
哲学や宗教的義務の領域から出て、イスラエルの生ける神とのダイナミックな歩みへと信仰を移しましょう。神はその民イスラエルのために奇跡を成就しておられるだけではなく、教会のためにもそうしておられます。両者が、メシヤ来臨までの時間が短いことを悟る必要があります。聖書における「神のあがないのメッセージ」を、大きな霊的必要を覚えている傷ついた世界にもたらすため、時を生かして働かねばなりません。
来月のティーチングレターでは、さらにイスラエルに関する預言的聖句を探求するべく、第6から12の鍵をお届けします。
エルサレムからシャローム |