◆第5の鍵
民は不毛の地、イスラエルを回復する。人が住み、再建され、実り多く、歴史上のいかなるときよりも繁栄する。
18世紀末、諸国からユダヤ人が帰還しはじめたとき、この地は不毛であり、住む人もまばらでした。
1860年代に作家のマーク・トゥエインは、パレスチナと呼ばれる、当時オスマントルコ帝国の領土であったこの地を旅してこう記述しました。「あたり一面どこもかしこも荒涼として、1フィートの影もなかった。」 彼はその地を「ぶつぶつした、木のない裸の地」と呼びました。ガリラヤについては、「露もなければ花もなく、鳥も木も存在しない。ひとつの平地と木陰のない湖があり、その先にははげ山がいくつかある。」 パレスチナを要約して、「あらゆる国の景色の中で、パレスチナはその第一人者に違いないと考える。丘ははげ、どんよりとした色は絵にもならない。希望がなく、沈んだ失意の地である。」「はげたイスラエルの山々」について、エゼキエルの預言的描写(エゼキエル36:1-7)がなされています。イスラエルの地からユダヤ民族が追放された時、そのようになりました。その後を継いだ者たちは、地に心を配ることをせず、不毛となりました。神はこの地を、イスラエルの民のために選ばれました(レビ23:5、6)。民と地の両者がそろわなければ、どちらも最高の繁栄を見ることがないのです。
エゼキエルは、変化がやってくることを、続けて述べています。「だが、おまえたち、イスラエルの山々よ。おまえたちは枝を出し、わたしの民イスラエルのために実を結ぶ。彼らが帰って来るのが近いからだ。わたしはおまえたちのところに行き、おまえたちのところに向かう。おまえたちは耕され、種が蒔かれる。わたしは、おまえたちの上に人をふやし、イスラエルの全家に人をふやす。町々には人が住みつき、廃墟は建て直される。わたしは、おまえたちの上に人と獣をふやす。彼らはふえ、多くの子を生む。わたしはおまえたちのところに、昔のように人を住まわせる。いや、以前よりも栄えさせる。このとき、おまえたちは、わたしが主であることを知ろう。わたしは、わたしの民イスラエル人に、おまえたちの上を歩かせる。彼らはおまえを所有し、おまえは彼らの相続地となる。おまえはもう二度と彼らに子を失わせてはならない。」(エゼキエル36:8-12)。
たしかに、ユダヤ人は世界100カ国を超える国々から帰還しています。これは奇跡です。しかし、彼らが帰還したのは、マーク・トゥエイン
が述べたとおり、恐ろしいまでに不毛の地でした。それにもかかわらず、エゼキエルは「実が実り、その地の動物、民を増す。」と言っています。イスラエル回復の始めの口火を切るのは、神の民の帰還でした。
イザヤは言います。「荒野と砂漠は楽しみ、荒地は喜び、サフランのように花を咲かせる。」(イザヤ35:1)。
初期の帰還以来、荒地が回復しています。2,500万本以上の木が植えられ、さらに何百万本もの木が実生しています。石畑が沃地となり、マラリアで満ちていた沼地は乾燥し、植樹され、古代の町々が立て直されています。荒れ果てた都市が、昔のとおり再建されているのです。 |