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ここで詩篇46篇を読んでみましょう。
  1 神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。
  2 それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。
  3 たとい、その水が立ち騒ぎ、あわだっても、その水かさが増して山々が揺れ動いても。
  4 川がある。その流れは、いと高き方の聖なる住まい、神の都を喜ばせる。
  5 神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。神は夜明け前にこれを助けられる。
  6 国々は立ち騒ぎ、諸方の王国は揺らいだ。神が御声を発せられると、地は溶けた。
  7 万軍の主はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。
  8 来て、主のみわざを見よ。主は地に荒廃をもたらされた。
  9 主は地の果てまでも戦いをやめさせ、弓をへし折り、槍を断ち切り、戦車を火で焼かれた。
 10 「やめよ。わたしこそ神であることを知れ。わたしは国々の間であがめられ、地の上であがめられる。」
 11 万軍の主はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。

嵐 ― 苦難の時
 詩篇の作者が描いた苦難の嵐は、ありきたりのものではありません。それは並外れた恐るべき苦難です。彼は最悪の時が訪れると、このようなことが起こるであろうと記しています。主イエスのみことばが心に浮かんできます。
「そして、日と月と星には、前兆が現われ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み……」(ルカ21・25)。また、マタイの福音書24章7節でイエスは地震のことを語っており、ヨハネの黙示録6章12節では、ヨハネも同じく地震について語っています。詩篇の作者が「地が溶ける」と言うとき、私たちは火山の噴火か、あるいは核戦争の勃発などを想像します。しかし、それは単にそのような種類の苦難を描写しているのではありません。6節では、地上の政治的な領域を揺るがす出来事を描写しています。この出来事によって引き起こされる経済崩壊、指導者の交代、そして戦争をも予測することができます。作者は諸国の「地の荒廃」について語っていますが(8節)、これは世界的視野に立った記述です。

 預言者ハガイは、国々が揺り動かされる時のことをこのように描写しています。
  「まことに、万軍の主はこう仰せられる。しばらくして、もう一度、わたしは天と地と、海と陸とを揺り動かす。わたしは、すべての国々を揺り動かす。」(ハガイ2・6-7a)

 イスラエルのための良き知らせ(福音)は、イザヤ書54章9節から10節に見いだされます。
「『このことは、わたしにとっては、ノアの日のようだ。わたしは、ノアの洪水をもう地上に送らないと誓ったが、そのように、あなたを怒らず、あなたを責めないとわたしは誓う。たとい山々が移り、丘が動いても、わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない。』とあなたをあわれむ主は仰せられる。」

 それでもなお、このような時に恐れおののかない者がいるでしょうか。この恐怖にどのように立ち向かい、対処していけばいいのでしょうか。これからやって来る嵐は、詩篇46篇に描かれているような大規模なものとなるのか、ごく普通の嵐なのか……私には分かりません。しかしその嵐は、力強さと凶暴さを増し加えながら舞台に登場することは間違いありません。その規模がどのようなものであれ、私たちがこれまで一度も遭遇したことがないほどの規模になることでしょう。

 イスラエルの前首相ベンジャミン・ネタニヤフ氏は、イランとの来るべき戦いの日について、ナチ政権が脅威を増大していた1938年の統治を現代に置き換えたようなものだ、そしてその相違点は、今日の敵国が核の戦闘能力をすぐにもてることだ、と語りました。私たちは恐れずにその状況に立ち向かえるでしょうか。
 
 
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