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エルサレムの聖書博物館には、「死海写本」が展示されています。そこには2千年前に写本された、イザヤ書の巻物が展示されています。学者たちは、現在私たちが手にしている聖書と、これらの写本の内容が寸分変わっていないことを証明しています。
トーラーは何世代にもわたり正確に写本されてきた
カレンダー
聖書の暦(カレンダー)は、今日の暦とは異なっています。現在のイスラエルでは、この二つの暦、すなわち「グレゴリオ暦」と、聖書の暦である「ヘブル暦」の両方が用いられています。イスラエルの新聞には、その両方の年月日が記されているのです。ヘブル暦は陰暦で、月の動きに連動しています。一カ月は30日です。そして数年に一度、30日の「うるう月」が加えられ(*訳者注:つまり13カ月になる)、毎年ほとんど同じ季節に祝祭日のお祝いができるように工夫されています。
聖書の中で、「第一の月に起こった」という表現が出てきたら、それは必ずしも1月に起こったということではありません。それはヘブル暦の最初の月、つまりニサンの月を指し、3月か4月頃に当たります(出エジ12・2、レビ23・5参照)。過越の祭りは、ニサンの月の15日目に始まります。すべての聖書の祝祭日は、ヘブル暦に基づいて書かれています。

聖書の暦「ヘブル暦」(左)と現在世界各国で使われているグレゴリオ暦の対照
イスラエルでは、日常生活はグレゴリオ暦を用いますが、聖書的祝祭日、国民の祝祭日、および世俗的な祝祭日は皆、ヘブル暦に従って祝われます。結婚式、誕生日、その他、毎年祝われる記念日など、多くの重要な出来事もヘブル暦によって祝われます。イスラエルの人々は、現在、第5768年を生きています。もちろん彼らは私たちと同じように紀元2007年も用います。しかしBC(紀元前)やAD(紀元後)という区別は用いません。また、ヘブル的な考えに従って、一日は日没から始まり、日没で終わります。それは創世記に、「夕があり、朝があった。第一日。」(1・5)とあるからです。
食物を祝してくださいとの祈りではなく、神がほめたたえられるように祈る
パンを前に祝福を祈る祈りは、毎日神をほめたたえることの良い例です。その祝福の祈りは次のように捧げられます。
「ぶどうの実を創造し給う世界の王なる我らの神、主よ、あなたは賛むべきかな。」、「地よりパンをもたらし給う世界の王なる我らの神、主よ、あなたは賛むべきかな。」(ミルトス出版『ハガダー』訳)
私の育った家では食前にいつもお祈りをしましたが、それはいつも、私たちの健康のために食物を祝福してくださいという祈りでした。ユダヤ人の友人は、この祈りに少し驚いたようです。彼らは、食物は神によって造られ、私たちに贈り物として与えられのだから、当然良いものであると考えています。
ですから彼らにとって食前の祈りは、素晴らしい食物を贈り物としてくださった神をほめたたえる祈りになるのです。
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