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◆この世の諸国王とは何か

  • 金の頭はバビロンです。これは神なき宗教をあらわします。バビロンは宗教に満ちていました。彼らの巧みに発展した異教機構は、今日多くの形態がそのまま降盛を保っています。
  • 銀の腕はペルシャ帝国です。これは神なき政治をあらわします。「変え得ない」法律体系を持っていましたが、彼らの法律は神の法律にではなく、彼らの肉にもとづくものでした。
  • 青銅の腹はギリシャです。これは神なき知識をあらわします。教育がギリシャを支配しました。彼らの知識は神に関するものではなく、知識のための知識でした。
  • 鉄の足はローマです。これは足のように東と西の二つの帝国に分裂しました。ローマは神なき権力をあらわします。ローマは力で帝国を拡張し、多くの民、国土を征服しつつ地上を行進しました。彼らには筋肉があり、もし戦線を離れるなら、その人はその権力の鉄挙を覚悟せねばなりません。彼らにとって力が正義でしたが、それは神なき権力でした。
  • 粘土と鉄の足は、強そうに見えましたが、実のところ弱くもろいものでした。究極的には、彼らはこの像を支えるほど強くありませんでした。その像を打つ石がシオンから出て、それを粉々にしました。

 これらの各勢力には優勢な時期があり、今日の世界機構に彼らの印を残しました。現代の社会において、私たちは確かに神なき宗教・神なき政府・神なき教育・神なき権力を見ます。これらの機構は、すべて神と聖書をあざ笑います。かつてのバビロン・ペルシャ・ギリシャ・ローマ帝国は、おのおのこの属性のひとつを代表しましたが、今日の社会はそれをみな体現しています。世界は「新世界秩序」へと移行しつつあります。それがなし遂げられると、神に関する「聖書信仰」「教会」「イスラエル」「ユダヤ民族」を含め、いかなるものをも押さえ込むことでしょう。

 やがてメシアがエルサレムに登場します。メシヤがシオンから支配、統治されます。主はその像の足元を完全に打ち、粉々に砕かれます。その像はずっと粘土の足の上に保たれてきました。この基礎的な不安定さが、ついには全能の神とその石によって破壊されます。

 エルサレムは神の民を思い出させるので、全歴史を貫いて世界機構はユダヤ人のもつ主権に挑戦してきました。ネヘミヤをあざけり、彼の労働者にシオンの壁は決して建たないと語ったゲシェル、トビヤ、サンバラテがいました。これがネヘミヤの日です。彼らはネヘミヤにオノの平野に出て、平和条約に署名するよう求めましたが、彼は拒否しました。時は変わり、役者や名前は変わりましたが、イスラエルやエルサレムに対抗する世界のプログラムは依然同じです。時間を稼いでエルサレムの回復を妨げるなら、「避けることのできないメシヤの到来と、彼らの廃位を遅らせることができる」−この世の機構はそう考えています。

 ここしばらく、エルサレムをめぐる霊的戦闘は激化するでしょう。詩篇2篇では、「なぜ国々は騒ぎ立ち、国民はむなしくつぶやくのか」という疑問を投げかけ、究極的結論を提示しています。「天の御座に着いておられる方は笑う。主はその者どもをあざけられて言う…わたしは、わたしの王を立てた。わたしの聖なる山、シオンに」(4-6節)。これが神の応答です。

 

 
 
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