| No.141(2008/4/12) |
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戦争に備えて・・?
イスラエルでは、緊急事態に備えて全国規模の戦時訓練が行われました。
やはり化学兵器に対する準備不足が指摘されています。
ガザからテロリストがナハル・オズに侵入。
イスラエル人2人が殺害されました。
またガザでは兵士一人も死亡しています。
イスラエルに献金する、ユダヤ人慈善事業の将来について
考えるカンファレンスがありました。
世代交代により、献金が減らないようにする対策が論じられています。
今週も、イスラエルの平和、経済的な祝福のために、
霊的なリバイバルのために祈りましょう。
しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしている
これらすべてのことからのがれ、
人の子の前に立つことができるように、
いつも油断せずに祈っていなさい。(ルカ21:36)

■ 大規模戦時訓練
■ どうやって入った!? ガザからのテロリストが2人射殺
■ ユダヤ人慈善事業家の世代交代

■ 大規模戦時訓練
3月30日、バラク国防相が、2週間にわたる全国規模での戦時訓練を指示しました。イスラエル史上最大規模の訓練です。市町村、学校、消防署、救急隊、病院など様々なセッティングでの訓練が行われました。
ミサイル攻撃に備えてサイレンが鳴ると、小学生や幼稚園児もシェルターへ誘導されました。サイレンが聞こえない地域が明らかにされ、対策がとられました。
*実際に日々本物のミサイル攻撃のサイレンを聞き続けているスデロットやガザ周辺の町では訓練は行われませんでした。
ハイファには多くの化学工場があります。巨大なアンモニアタンクにミサイルが直撃した場合の訓練が行われました。この場合の最善は家から出ないことです。
テルアビブのヤッフォでは、住宅密集地の中で50人が居住する建物にミサイルが直撃した場合が想定されました。バスがハイジャックされた場合の訓練も行われました。
<生物・化学兵器に対する対策>
今回の訓練で、化学兵器による攻撃があった時の対策がまだ十分でないことが明らかになりました。
イスラエルの市民は「ABC(Atomic・Biological・Chemical)キット」と呼ばれる緊急時対応のセットを持っています。中にはガスマスクや中和剤(自分で筋肉注射する)などが入っています。
政府はこれらを回収し、リニューアルする計画を決めました。作業が完了するまでには3−5年かかると見られています。また各自が自宅に生物・化学兵器の際に逃げ込める密封された部屋を準備しておくようあらためて指示が出されています。
* イスラエル軍の中には、国土防衛を担当する特別な部門があります。ホームページには緊急時に市民があわてないように、どう自分を防御するかの細かいマニュアルが掲載されています。イスラエルでは「自分のことは自分で守る」自己責任が問われています。
<シリアも防災訓練>
イスラエルが全国規模の戦時下訓練を開始するやいなや、シリアも全国規模の「防災」訓練を行いました。現在、シリアはイスラエルとの国境に軍隊を展開しており緊張が高まっています。
シリアがイスラエルと同じような訓練を行ったのは、近々イスラエルがシリアを攻撃する可能性を察知したからではないかと伝えられていました。この件についてイスラエル政府は否定しています。
<祈り>
- このような事態が、現実に起こることがないように
- 国防相、国防軍に知恵が増し加えられるように

■ どうやって入った!? ガザからのテロリストがイスラエル人2人射殺
ガザ地区の東にあるイスラエルの町ナハル・オズのガソリン・スタンドに、9日、3−5人のテロリストが侵入。スタンドで働いていたイスラエル人に向かって銃を連射し、2人(いずれも30代)を殺害しました。
*ナハル・オズはガザ中央に最も近い町。スデロットと同じ黄色のライン上にあります。
車に乗ってガザへ引き返そうとするテロリストの車輌は、イスラエル空軍の攻撃によって爆破されました。乗っていたパレスチナ人は10代の少年ら。国防軍の調べによると、テロリストは、イスラエル人を誘拐することが目的だったということです。
イスラム聖戦など、複数の団体が犯行声明を出していますが、イスラエル政府は事実上ガザを支配しているハマスの責任とみなすことを表明しました。
ナハル・オズの住民は、イスラエル軍の監視をすり抜けて、テロリストが侵入、銃撃戦になったことでショックを受けています。
<自分で自分の首を絞めているガザのテロリスト>
ガザからのロケット攻撃が止まらないことへの制裁として、イスラエルは昨年9月からガザへのガソリンの供給を以前の3分の1にまで落としています。(需要の8%にあたる週7万リットルのガソリン、需要の30%にあたる週80万リットルのディーゼルは現在もイスラエルが供給。)
イスラエル軍の調べによると、そのわずかなガソリンもハマスが優先的に使用しており、一部はロケット弾を運ぶことにも使われている模様です。
現在ガザのガソリン不足は深刻で、わずか20Lのガソリンを買うために、何日も車中泊まり込みで順番待ちをしなければなりません。ガザのスタンド周辺には絶えず数キロにわたる車列ができています。
ブラックマーケットで高いガソリンを売ったり、車列の前の方にいる者が順番待ちのスポットを売り渡したりしています。ブラックマーケットで17リットルが33ドル(1リットル200円)、スタンドで17リットル27ドルです。
市民は、手製の劣悪な代替ガソリンを使ったり、自転車を利用するなどして、ガソリン不足になんとか対応しようとしています。また通常のガソリンよりも入手しやすい液体ガソリンに対応する車に改造する人が増えています。
今回襲撃されたガソリン・スタンドは、ヨーロッパからの支援によるガソリンをガザへ供給している唯一のスタンドでした。
<ガザで21才兵士死亡>
イスラエル軍はガザでのテロリスト検挙作戦を続けていますが、8日、ガリラヤ出身のイスラエル兵・バイサン軍曹(21才写真・・イスラエル政府HPより))が死亡しました。負傷した兵士も出ており、病院に収容されています。
<エルサレム地域でテロへの最高警戒態勢>
先週、イスラエルはアメリカからの圧力により検問所50箇所を解除しました。結果、イスラエルでは全国的にテロリストの侵入に対する警戒が必要となっています。諜報機関の情報によると、テロリストが既に侵入している可能性があります。(写真:エルサレム市内)
エルサレム近郊のグッシュ・エチオンでは、トラックいっぱいのテロリスト(?)がユダヤ人コミュニティに入ろうとして拒絶されたとの未確認情報も出ています。3月30日には、イスラエル北部ハイファ近郊のベイト・ヤムでも4人のパレスチナ人が町に侵入し逮捕されています。
イスラエルはさらに西岸地区のユダヤ人居住区にある武器の回収をはじめました。武器をねらってテロリストが侵入する可能性があるということです。しかし、住民からは懸念と反発の声が出ています。
7日、エルサレムに近い西岸地区の町、シロバス停で高校校長のバルオンさんと16才の少年がバスを待っていたところ、テロリストが近寄ってきてナイフで攻撃してきました。バルオンさんが銃を保持していたため、テロリストを射殺して2人は無事でした。今回、バルオンさんの銃も没収されたままになっています。
パレスチナ人オリンピック選手
ガザに住むオリンピック長距離選手ナダール・マスリ選手(28)に、ガザを離れる許可をイスラエル政府が出しました。ハマスがガザを占拠して以来、マスリさんはエリコにいるコーチとともに訓練することができなくなっていました。
必要な靴を買うこともできず、それでもパレスチナ人を代表して 2008年の北京オリンピックに出場する夢を持ち続けていました。パレスチナ自治政府は選手に対する支援をいっさいしていませんでした。マスリさんはエリコで訓練を受けた後、カタールでの訓練に向かう予定です。
同じくパレスチナ人女性オリンピック水泳選手のザキヤ・ナサールさんは、西岸地区のジェ ニンに住んでいます。道路封鎖のため、エルサレムのオリンピックプールで、よくても月に1回しか練習ができなくなっていました。イスラエルはナサールさんにもエルサレムに1カ月滞在できる許可を出しました。この許可証は延長可能です。
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<祈り>
- 犠牲になったイスラエル人2人の家族を覚えて
- ガザにはびこる暴力と愚かさにハマス指導者が気づくように
- ガザの市民生活を覚えて

■ ユダヤ人慈善事業家の世代交代
海外にいる億万長者ユダヤ人、いわゆる“お金持ちのおじさん“たちが、毎年イスラエルに送金する額は想像を超えています。献金は病院や学校、食料配布などの慈善事業や神学校支援などに使われています。
先週、海外からのイスラエルへの出資者たちのカンファレンスがテルアビブ大学で行われました。議題は次世代の”お金持ちのおじさん“がイスラエルに出資し続けるかどうかです。
これまで海外のユダヤ人たちがイスラエルに対して持っていたイメージは「出エジプト」でした。アメリカでは、シナゴーグのCSにあたる子どもたちのクラスでイスラエルの大切さが教えられてきました。各家庭にはイスラエルのための献金箱が設置され、子供たちは自然にイスラエルを支援することを学んできました。
しかし、今やイスラエルは国際社会に認められ、世界でも有数のIT企業を有する国に成長しました。ユダヤ人としてのアイデンティティが強いか弱いかに関わらず、イスラエルを支援する意味を見いだしにくくなってきているというのが現状です。
「エイズ撲滅」など、明確なニーズを提示できなければ、イスラエルはこれからもアメリカの”お金持ちのおじさん“たちに期待し続けることは難しくなります。
アメリカに変わって新しく億万長者を生み始めたのが旧ソ連の油田事業です。その中にはユダヤ人もいます。今ユダヤ系のチャリティー団体などは、いっせいにロシア語のできるスタッフを雇い入れています。これから期待できる分野ではありますが、アメリカからの献金低下の影響は大きいと懸念されています。
確かにイスラエルは先進国のひとつに入りますが、経済的に余裕があるかと言えばそうではありません。
そうとうな予算が防衛に費やされています。超正統派ユダヤ人は実質的な働きには就かず、イスラエル在住アラブ人の労働力も十分活用できているとは限りません。
先進国らしく、後進国への援助もしたいところですが、現時点では海外支援に当てられるのはGDPの0.06%。そのうちの半分は貧しい国からイスラエルへ移住してくる人々の必要のために使われています。
今、海外の裕福なユダヤ人が単に小切手を切るだけでなく、イスラエルのパートナーとしてさらなる自立と成長を支援する意識改革が必要となってきています。
*アメリカではサブ・プライムローン問題でBFPを通しての献金もかなり停滞気味です。(写真:貧しいイスラエル人への支援物資を準備するBFPボランティア)
<祈り>
- アメリカの裕福なユダヤ人たちがイスラエルへの想いを深めることができるように
- アメリカのクリスチャンたちが祝福され、BFP経由の献金も増やされるように
ニュース情報源:GPO(イスラエル・プレスセンター)、
イスラエル外務省HP、ハアレツ、
エルサレムポスト、アルーツ7、イスラエルインサイダー、
CNN、BBC、イスラエル国防軍HP、外務省HP、アル・ジャジーラなど
画像提供:www.israelimages.com Isranet 他
B.F.P.Japan 
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