| No.131(2007/11/9) |
 |
もう限界・・・!?
イランがウランを濃縮する遠心分離器3000基を完成し、
始動したと発表しました。
濃縮されたウランは核エネルギーのための燃料になりますが、
核弾頭の武器にも転用できます。
アメリカは、イスラエルがなんらかの行動に
出る可能性を示唆しています。
ガザとの紛争がエスカレートしています。
ロケット弾の標的となっているスデロットでは3000人が町を出ました。
イスラエル軍はガザ内部での掃討作戦で地下トンネル8本を摘発しましたが、
兵士1人を失いました。長期・大規模侵攻の可能性が示唆されています。
オルメルト首相が前立腺癌と診断されました。
勤務には影響ないとして首相職は続けます。
イラン問題やアナポリス国際会議にむけて
外交活動が活発になっています。
イスラエルの上に、主の守りと確かな導きを祈りましょう。
主は、いつまでも見放してはおられない。
たとい悩みを受けても、主はその豊かな恵みによって、
あわれんでくださる。
主は人の子らを、ただ苦しめ悩まそうとは、
思っておられない。(哀歌3:31-32)

■ もう限界?イラン攻撃の可能性
■ もう限界? ガザ侵攻の可能性
■ オルメルト首相:癌の診断
■ イスラエルの出生率アップ

■ もう限界?イラン攻撃の可能性
7日、イランのアフマディネジャド大統領が、ウランを濃縮する遠心分離器3000基を正式に始動したことを発表しました。核弾頭をつくることも可能になったことを示しています。
アメリカの防衛関係者は「この段階に置いてアメリカが武力行使することはない。しかしイスラエルは別。3000基はイスラエルが忍耐しきる上限ではないか。」と、ロンドン・タイムスに語っています。アメリカは現在、イスラエルにステルス爆撃機を前倒しで調達するなヌ、イスラエルの防衛能力強化をはかっています。
イスラエルのバラク国防相は、「(イランに対する)対策においては、あらゆる可能性も排除せず検討しなければならない」と語っています。軍事研究所のバイダッツ氏は、「今のイラン政府は安定しておりしばらくは転覆しない。イランは2009年末までには核兵器を保有するようになるだろう。」と語っています。
<アメリカから医師団>
4日、アメリカのベテラン医師30人が、緊急時医療の研修(5日間)のためイスラエルを訪問しました。研修を受けた医師たちは、戦争などで多くの医師が必要となる緊急事態が発生した場合、要請に応じてイスラエルへかけつけることになっています。
研修者は、テロや戦争など大惨事発生時の外傷処置技術の実習の他、生物兵器、化学兵器の犠牲者を受け入れる病院での演習にも加わりました。ロケット弾攻撃の続くスデロットを訪問し、最前線に立つ経験もしました。
(写真右:ガザに近い駐屯地を走る救急車)
<祈り>
- 様々な人間的な準備がなされていますが、主がイスラエルを守って下さるように
- イスラエルを支援する米国政府に主の導きと報いがあるように

■ もう限界?ガザ侵攻の可能性
ガザ地区からのロケット攻撃がエスカレートしていることは継続してお伝えしてきました。ガザに最も近い町スデロットではこの夏だけでも1500発のロケット弾を受けました。
幸い、ほとんどが空き地などに着弾したのですが、サイレンとともに、シェルターへ猛ダッシュする住民や泣き叫ぶ子供たちの映像をみるとストレスの大きさが伺えます。
スデロットが攻撃を受け始めてから7年、少しずつ住民が町を離れています。過去6ヶ月には町を離れる人が急増し、3000人が出て行きました。現在、ガザからのロケット弾の射程内に残っているイスラエル人は40000人と推定されています。
今週、テロリストがガザの学校(小学校?)の校庭からカッサム・ロケットを発射する映像が公開されました。(写真左)
イスラエル軍は空軍による発射地の空爆と、ガザ地区内部数Kmまで踏み込んで小競り合い的な掃討作戦を続けています。
抜本的にロケット弾攻撃を辞めさせるためには、イスラエルの地上軍がガザを再征圧するしかないと言われていますが、小規模侵攻は少なくともアナポリス国際会議が終わるまで続けられる予定です。
今週、ハマスなどが武器調達に使っていた地下トンネル8本を摘発しました。しかし、作戦中にイスラエル兵1人が死亡しました。エフード・エフラティさんは予備役での従軍で、翌日には兵役を終えて日常生活に戻る予定でした。エフラティさんには妻と幼い子供が3人ありました。
このような最も危険な戦闘に正規軍兵士だけでなく、エフラティさんのような予備役兵が加わっていることについて、予備役兵が最前線を経験するので、国民に現状を伝えることができると国防軍関係者は語っています。(写真:ガザのイスラエル軍)
*ガザ地区北部で行われている電力カットや経済制裁は、逆にテロ組織の士気を上げているだけで逆効果であると指摘されています。
<正規軍なみの装備をもつハマス戦士>
ガザでの戦闘に参加した兵士の証言によると、ハマスの戦士たちは、夜間用の透視眼鏡など正規軍が使用するような装備を身につけているということです。戦死したハマス戦士の遺体からは、明らかにイランやヒズボラが関わっていると推測できる装備が確認されています。動きやチームワークも正規軍並の訓練を受けていると見られ、国家間の戦争のような戦闘になっています。
<祈り>
- ガザでの戦闘に出る兵士たちが守られるように
- エフラティさんの家族のなぐさめのために

■ オルメルト首相:癌の診断
オルメルト首相が前立腺癌の治療を受けていることを自ら記者会見で発表しました。アナポリス国際会議後に手術の可能性もあります。癌はステージTと早期であり、執務には影響がないと語っています。
アルーツ7によると、オルメルト首相は経済相時代からの汚職の疑惑により、史上最も刑事調査を受けた首相と言われています。2年連続で今年も最も腐敗した政治家に選ばれました。野党からは再び辞職要求が出されています。
<アナポリス国際会議に向けて>
4日、アメリカのライス国務長官が中東入りし、国際会議の調整にあたっています。二民族二国家共存に向けて、イスラエルにも妥協の圧力がかかっているものと思われます。オルメルト首相は新たにパレスチナ人収監者2000人の釈放を検討しています。
イスラエルの市民権を求めるアラブ人たち
アナポリス国際会議が近づくに連れ、エルサレムに住んでいるアラブ人でイスラエルの市民権を申請する人の数が急増しています。
現在、エルサレムに住むアラブ人は約25万人。そのうち24万人は永住権を持ち、イスラエル人とほぼ同等の社会保障が与えられています。過去40年間のデータによるとエルサレム在住のアラブ人でイスラエルの市民権に応募したのは全体の5%、年間300人程度でした。
ところが、今年はすでに3000人が応募しているとイスラエル内務相が発表しています。彼らはパレスチナ自治政府ではなく、イスラエル政府の保護の内に住みたいと願っているのです。サミール・カサムさん(33)は家族のよりよい未来のために、自分と妻(西岸地区出身)のイスラエル市民権を申請したと語っています。
|
<祈り>
- オルメルト首相の心身の支えのために 主を見上げることができるように
- オルメルト首相が大きなストレスにあっても最前の決断と行動をとることができるように

■ イスラエルの出生率アップ
イスラエルの中央統計局によるとイスラエルの出生率が3%上がりました。(2005年に比べての2006年のデータ)女子が100とすると男子が105.6人となっています。
<祈り>
- イスラエルの出生率が上がって感謝。主がさらに子供たちを増やして下さるように
ニュース情報源:GPO(イスラエル・プレスセンター)、
イスラエル外務省HP、ハアレツ、
エルサレムポスト、アルーツ7、イスラエルインサイダー、
CNN、BBC、イスラエル国防軍HP、外務省HP、アル・ジャジーラなど
B.F.P.Japan 
|