B.F.P.Japan理事長 スティーブンス・栄子 2005年1月
新しい年を迎えました。2004年は本当にさまざまなことがあり、息つく暇もないほどでしたが、今年は果たしてどのような年になるのでしょうか。予想もできなかったようなことが、身の回りで数多く起こるようになってきた今、神さまが与えてくださっている次の約束を、いつも身にまとい、主の平安の中で生活したいと願うばかりです。
「私の助けは、天地を造られた主から来る。主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。主は、あなたを守る方。主は、あなたの右の手をおおう陰。昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。」(詩篇121:2-8)
「帰れ!」という神の声
2004年7月5日、約15年過ごしたエルサレムを後にし、アメリカに向かいました。「母を敬え!」という強いみことばをもって、主が語ってくださったからです。
「クリスチャンから、食物をもらいたくない。クリスチャンになど、助けてもらいたくない。」と、かつては私たちを拒絶していた人々が、涙を流しながら別れを惜しみ、主人の肩でオイオイと泣き崩れました。そんな愛してやまないユダヤ人やクリスチャンの仲間たちに別れを告げ、私たちは一路アメリカのカンザス州に向かいました。
カンザスは主人が最も行きたくなかった、生まれ故郷です。冬は氷点下20度まで下がり、夏は高い湿度の中で、40度まで達するという大変住みにくい土地です。その厳しい気候の中で、元気に一人暮らしをしてきた母が病に倒れ、急速に病状が悪化していきました。そしてついに一人暮らしができなくなってしまったのです。
一人息子を自分から取り上げた神を憎み、息子を奪った嫁を嫌っていました。この25年間、そんな母が救われるようにと、どれほど祈ってきたか分かりません。しかし、聖書をプレゼントし、イエスさまのお話をしても、決して耳を傾けることはありませんでした。
アメリカへ移るとすぐ、母が気に入ってくれそうな場所に家を探しました。車椅子で入れるように坂道の入り口を作り、部屋の隅々まで彼女のお気に入りの品々で飾りました。毎日、病院を見舞うたびに、家や部屋の様子を事細かに話し、彼女の目を輝かせることができました。「あなたたちとは一緒に住まない。」と言っていた彼女の心が、徐々に和らでいきました。
私たちがアメリカに到着して間もなく、病院内で転び、腰の骨を折った母は、人工の関節を入れるという大手術を受けなければなりませんでした。そのリハビリの最中に、さらに二度転倒し、とうとう車椅子から離れることができなくなってしまったのです。
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