福生ベテル教会牧師/B.F.P.Japan役員
津坂良夫 2004年4月
日本でも最近二世、三世代目のクリスチャンに出会うことがありますが、まだまだ少ないように思います。確かに日本にはキリスト教の文化的背景がなく、また学校教育でも進化論が真理として教えられている現状ですから、信仰を継承することに困難があることは事実です。そこで最近はチャーチ・スクールやホーム・スクーリングの必要性が唱えられるようになりました。このような状況の中で、私たちはいかにしてクリスチャン家庭の子どもたちに信仰を受け継がせたらよいのでしょうか。
パウロは、愛弟子テモテの信仰について興味深いことを書いています。
「私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。そのような信仰は、最初あなたの祖母ロイスと、あなたの母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っていることを、私は確信しています。」(
II テモテ1:5)
◆純粋な信仰
パウロはテモテの「純粋な信仰」が、まず「祖母ロイス」と「母ユニケ」にも宿り、それがテモテにも宿っていると確信しています。ここに、キリスト教信仰が祖母と母親からテモテに継承されていることが証しされています。この「純粋な信仰」は、もちろんキリスト教信仰を意味していますが、「純粋な信仰」という言葉の中に、彼の信仰姿勢を見ることができると思います。私たちもテモテの祖母ロイスと母ユニケのように、信仰の財産を子孫に継承することができます。そこで私たちが子どもへの信仰の継承を願うときに、まず自らの神への信仰の姿勢を考えさせられます。
昔のことですが、私は神学生としてある教会に派遣されました。その教会で洗礼を受けたばかりの姉妹の方がいました。その人に、ある方がこのように言っておられたのが、とても印象的でした。「あなたが今のように信仰をもつことができるようになったのは、お父さんが毎週のように自転車の後ろにあなたを乗せて、日曜学校に連れてきてくださったからですよ。」
彼女の父親の忠実な信仰がこのようにして子どもに継承されたのでした。
◆聖書に親しむ
パウロは、テモテの「純粋な信仰」の継承は、彼が幼い時から聖書に親しんできたからであると教えています。「また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」
(
II テモテ3:15) |