キリスト聖協団札幌教会(オリーブ・チャペル)牧師
B.F.P. Japan役員 石田 吉男 2004年2月
主に選ばれた器として、油注ぎ=聖霊に満たされているかどうか――これは昨今を問わず、クリスチャンにとって最も重要な課題です。
「油注ぎ・聖霊の満たし」について、主イエスは弟子たちに別れを告げられる際、次のように祈られました。「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。……その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。」(ヨハネ14:16-17)。また復活後にオリーブ山から昇天される際にも「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。」(使徒1:8)と祈られました。信じる者の内部における変革だけでなく、聖霊の満たしによって大いなる勝利と祝福がもたらされ、神の栄光が現されること、これこそ主の最大の願いだったのです。
ダビデは神に選ばれた器として、波瀾万丈の生涯を送りました。さまざまな問題や困難に直面しながらも、彼は勝利を得、克服し、祝福された人生を歩みました。その秘訣とは何だったのでしょうか。それを一言で言い表すなら、「油注ぎ・聖霊の満たし」ではないでしょうか。
今回は、主イエスが私たちに切に望まれ、また勝利と祝福の秘訣であるこの「油注ぎ・聖霊の満たし」について、ダビデの人生から学んでみたいと思います。
ダビデは生涯において、3回の油注ぎを経験しました。
◆第一の油注ぎ ――外敵に勝利する
一回目の油注ぎは、ベツレヘムでした。「サムエルは油の角を取り、兄弟たちの真中で彼に油をそそいだ。主の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。」(Tサムエル16・13)。ダビデはサムエルと出会い、神の器として歩むスタートの時点で油注ぎ・聖霊の満たしを経験しました。油注ぎを受けた直後、彼が直面した最初の敵、それがペリシテ人・ゴリアテでした。ダビデは、「この戦いは主の戦いだ」という信仰の確信によって、ゴリアテに勝利を得ました。彼は自分の力ではなく、神の力によって戦いました。この外敵を打ち破り勝利する力こそ、「油注ぎ・聖霊の満たし」から出たものでした。
◆第二の油注ぎ ――人間関係に勝利する
二回目の油注ぎ・聖霊の満たしは、ヘブロンにおいて、ユダ部族の王とされたときに経験しています。「そこへユダの人々がやって来て、ダビデに油をそそいでユダの家の王とした。」(
II サムエル2:4)。
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