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BFPガリラヤ・スタディーセンター前所長 ジム・ゲリッシュ 2003年3月

 イスラエルに関して、私たちを憂うつにさせるような情報が絶え間なく流れています。それが国連の制裁措置であれ、アラブ側の非難報道であれ、夕刻のニュースで流れる中傷であれ、この国に対してもつべき、もっと大きなビジョンをぼやけさせています。もし私たちが聖書を信じるなら、神にとってイスラエルが非常に重要であることを理解する必要があります。それだけでなく、神にとって重要なものは、私たちクリスチャンにとっても重要であるはずです。

 ここでもう一度聖書に返り、イスラエルの国と民について理解を新たにしたいと思います。

◆THE PLACE(その地)
 ヘブライ語の聖書では、イスラエルは「地球のヘソ」と表現されています(エゼキエル38:12)。リビング・バイブル(英訳)では「全地がここを中心に回る」と訳されています。興味深いことに、ユダヤ人、クリスチャン双方にこの思想は伝統的に受け継がれています。エルサレムの聖墳墓教会には、「全世界の中心」と書かれた場所があります。ご自分にとって特別な土地であるイスラエルについて、主は聖書の中で、少なくとも5回「わたしの国」と言っておられます(例-イザヤ14:25)。さらに申命記11章12節には、「そこはあなたの神、主が求められる地で、年の初めから年の終わりまで、あなたの神、主が、絶えずその上に目を留めておられる地である。」とあります。

 世界で最も古い印刷物であり、今なおベストセラーとして幅広く出版されている聖書の中で、創造主はカナンの地、つまりイスラエルを、アブラハム、イサク、ヤコブと彼らの子孫=ユダヤ人に、永遠の所有として与えると約束されました(創世17:8)。

 アブラハムのもう一人の息子であるイシュマエルとその子孫(アラブ人)に対しては、創世記17章19節から21節で、彼らを祝福し、繁栄させると約束されましたが、カナンの地の所有権はイサクに属するものであると宣言されています。これが今日、中東全体で激しく論争されている問題の中心です。現在のイスラエルとその占領地と呼ばれる地に関する主な問題は、本来、聖書的、霊的なものです。

 イスラエルという国は、神の心の中で特別な位置を占めています。主はエルサレムについて「見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。あなたの城壁は、いつもわたしの前にある。」(イザヤ49:16)、「これはとこしえに、わたしの安息の場所、ここにわたしは住もう。わたしがそれを望んだから。」(詩篇132・14)と宣言しておられます。他にも「主は聖なる山(=エルサレム)に基を置かれる。主は、ヤコブのすべての住まいにまさって、シオンのもろもろの門を愛される。」(詩篇87:1-2)、「そのとき、エルサレムは『主の御座』と呼ばれ……。」(エレミヤ3:17)など、みことばからこの地の選びを明確にしておられます。しかし今、神の土地であるイスラエルに、多くの人々が手を掛けようとしています。

 これらを念頭に置くと、聖書がなぜ私たちに、「エルサレムの平和のために祈れ。」(詩篇122:6)、「主がエルサレムを堅く立て、この地でエルサレムを栄誉とされるまで、黙っていてはならない。」(イザヤ62:7)と命じているのか、理解することができます。

 
 
 
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