BFP JAPAN 高田篤美 2001年2月
昭和初期、大変悲しい出来事が起こりました。
1930年頃から突如として起こった日本のリバイバルは、留まるところを知らない勢いで日本中に燃え広がり、一番多いときで1日に30軒もの教会が生まれました。1年で30件ではありません。1日に30軒です。当時を知る人によれば、これは想像もおよばないほど驚くべきリバイバルだったそうです。しかし残念なことに、この炎が見る間にかき消されてしまいました。いったい何がこの炎を消してしまったのでしょう。
◆神のご計画を知る
聖書を読めばすぐに気がつくことですが、イスラエルを抜きにして神のご計画を知ることはできません。聖書におけるすべての出来事、そして預言があの地を中心に動いています。
詩篇32章10節には、「主は荒野で、獣のほえる荒地で彼を見つけ、これをいだき、世話をして、ご自分のひとみのように、これを守られた。」と書かれています。「イスラエル」という国を、ご自分のひとみのようだと神は形容しておられます。それにもかかわらず、「イエス・キリストを十字架につけ、神を拒絶したゆえに彼らの祝福は取り去られ、私たちクリスチャンが霊的イスラエルだ」と、長年に亘って言われ続けてきました。しかし考えてみれば、神が自らのひとみを取り出して、外へ捨ててしまわれるようなことがあるでしょうか。私たち自身に置き換えてみても、それは全く不可能なことです。
神は、イスラエルをご自分の一部として愛してこられました。では、神はイスラエルだけを愛しておられるのでしょうか。絶対にそんなことはありません。異邦人をも深く愛しておられます。だからこそユダヤ人を選民として選び、彼らをとおして人類の救いを完成しようとされたのです。「そんなことは言われるまでもない。当たり前のことだ」と思われるかもしれません。しかし、いまだに多くの人々がこの真理を知らずにいるのです。
“イスラエルに対する愛”を知ることは、一種、救いの体験に似ています。あなたが救われたときの状況を思い出してみてください。目に見えない神を信じる決断を下すとき、超自然的な力(聖霊)が働いたのではないでしょうか。常識や理性を乗り越えて、神がおられるというその現実を心が受肉することができたはずです。「あんなにことばを尽くして伝道したのに、あんなに祈ったのに救われなかったあの人が、いとも簡単なきっかけで救われた」という体験はありませんか。人間の思いを超えて聖霊が働かれるとき、人は神を知ることができるのです。
同様に、イスラエルへの愛を悟るためには聖霊の力が必要です。イスラエルに対する、語り尽くすことのできない愛が心にあふれ、それを何とか他者に理解してほしいと願いますが、救いと同じように、この真理も聖霊の後押しがなければ理解されません。 |