ローマは、エルサレムの神殿(紀元70年)が崩壊する40年前から、ユダヤ人たちが独自に罪人を死刑にすることを禁じました。この時から、ユダヤ人の罪人も異邦人の罪人も、ローマの裁判によって裁きを受けるようになりました。
- 十二弟子の1人、ユダは、イエスがご自分をユダヤ人のメシアだとおっしゃっていることをよく知っていました。このことは、イエスが「ユダヤ人の王である」と主張し、カイザルに逆らって王になろうとする「謀反の罪」に問われる理由になり得ました。ローマはこの罪を一番の重罪と考えていましたので、裁判で死刑にする根拠としては十分のものでした。イエスの裁判においてユダは重要参考人であり、唯一の証人でもありました。
- ローマ側にとっては、ユダヤ教の宗教的な違反問題は全く関係ないことなので、ユダという証人がいなければ、イエスが死刑になる理由はないも同然でした。
- ですから、悪魔はこの大切な証人を奪い、自殺させました。そして、ローマ側が直接イエスを十字架刑に処する口実を奪ったのです。
「そのとき、イエスを売ったユダは、イエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨30枚を、祭司長、長老たちに返して、『私は罪を犯した。罪のない人の血を売ったりして。』と言った。しかし、彼らは、『私たちの知ったことか。自分で始末することだ。』と言った。それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。そして、外に出て行って、首をつった。」(マタイ27:3-5)
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