◆十字架を阻止しようとしたサタン
イエス・キリストが人々の救いのために、罪の贖いのいけにえとして捧げられることは、旧約聖書に預言されていました(イザヤ53章)。また、その十字架に至る苦しみについても預言されていました(詩篇22章)。もしも罪の贖いが十字架ではなく、ほかの形でなされたのなら、旧約聖書に書かれている預言は成就されなかったことになります。
敵であるサタンは、何とかこの十字架の贖いを阻止しようと、イエス・キリストを殺そうと幾たびも試みてきました。その策略について、具体的に聖書の16の場面から学んでいきたいと思います。
1. |
主が洗礼を受けられ、荒野で40日間断食をなさった時、悪魔は「十字架にかからなくても、この世を手に入れることができる」と、イエスを誘惑しました。「もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう。」(マタイ4:9) |
2. |
さらに、「神殿の最も高い所(20メートル以上)から飛び降りて、神の子であることを証明しろ」と誘惑しました。悪魔はここで十字架にかかるチャンスを与えず、死なせようとしたのです。
「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる。』と書いてありますから。」(マタイ4:6) |
3. |
また、ユダヤ人たちをそそのかし、イエスを殺そうと何度も図っています。
「これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘のがけのふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。しかしイエスは、彼らの真中を通り抜けて、行ってしまわれた。」(ルカ4:28-30) |
4. |
十字架にかかる前に、石打ちで殺そうとしました。
「すると彼らは石を取ってイエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、宮から出て行かれた。」(ヨハネ8:59) |
5. |
再び、十字架にかかる前に石打ちで殺そうとしました。
「ユダヤ人たちは、イエスを石打ちにしようとして、また石を取り上げた。イエスは彼らに答えられた。『わたしは、父から出た多くの良いわざを、あなたがたに示しました。そのうちのどのわざのために、わたしを石打ちにしようとするのですか。』」(ヨハネ10:31-32) |
6. |
主が船の中で眠っておられる時、嵐を起こして殺そうとしました。イエスが風と荒波を叱られたのは、この現象を起こしたサタンを叱っておられたのです。
「舟で渡っている間にイエスはぐっすり眠ってしまわれた。ところが突風が湖に吹きおろして来たので、弟子たちは水をかぶって危険になった。そこで、彼らは近寄って行ってイエスを起こし、『先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです。』と言った。イエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も治まり、なぎになった。」(ルカ8:23-24) |
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