◆イチジク(イスラエル)を見よ
その後、主はいちじくについて、「いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。」(マタイ24:32)とおっしゃっています。これは「時(再臨)のしるしを悟りなさい」という意味ですが、同時にユダヤ人国家の再建について語っています。
1900年間枯れ果ててしまったかに見えたイスラエル(イチジクの木)が、一晩にして国を再建しました。これは、20世紀始まって以来の奇跡と言うことができるでしょう。そればかりではありません。そのイチジクに、実(救い)がなり始めたのです。イチジクは夏が近付くと、葉芽が出てきて急速にその葉を伸ばし始めます。
そして、その葉陰にたくさんの実がなるのです。イエスが最初に来られたとき、まったく実を結ばなかったイチジクは、終わりの世になると急速に成長して、たくさんの「秋のイチジク」を実らせるようになります。そして最終的には、パウロの預言どおり、「こうして、イスラエルはみな救われる」(ローマ11:26)という大収穫の日を迎えるのです。イエスが最初に来られたときには、民は国家的にイエスを拒絶しました。しかし、主が2度目にいらっしゃるときには、彼らは国家的な救いが実現すると書かれている通りです。
◆真珠の例え語
マタイ伝13章45節から46節に、次のような真珠の例え語があります。「また、天の御国は、良い真珠を捜している商人のようなものです。すばらしい値うちの真珠を一つ見つけた者は、行って持ち物を全部売り払ってそれを買ってしまいます。」 この例え話は、何を言わんとしているのでしょうか。すばらしい解釈が、イスラエルから伝わってきましたので、お分かちしたいと思います。
◆ユダヤ教徒の中に入り始めた救い
現在、イスラエルに住む『超正統派』と呼ばれるコチコチのユダヤ教徒の中に、イエスを信じる人々が起こされています。皆様も、もみあげをカールし、真っ黒の帽子と洋服に身を包んだ人々を、テレビや雑誌などでご覧になったことがあるのではないでしょうか。彼らのあの変わったいでたちは、固い信仰を表明するものです。その教義には、イエスを否定するたくさんの教えが含まれているばかりか、彼らはキリスト教に対して、根強い遺恨を抱えています。彼らの心にあるイエス・キリストヘの溝は、私たちの想像をはるかに超えています。イエスをメシアとして受け入れることは、愛する両親や兄弟を、凄惨な方法で殺害した犯人を受け入れ、その人を自分の主人とすることに匹敵するほどハードルの高いことです。また、彼らは現代の律法学者、パリサイ人であるということができるでしょう。
イエスの時代同様、彼らはイエスに対して心を開こうとせず、むしろ深い憎しみを抱えています。その彼らの中に、救いが起こり始めたことは、奇跡以外の何物でもありません。まさに、イチジクに実が付き始めたしるしと言うことができるでしょう。今はまだ隠れキリシタンのように信仰を公にすることができませんが、彼らの中に確実にメシアが浸透し始めました。
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