沖縄・アガペーコミュニティーチャーチ牧師 根間民雄 2002年2月
◆思いがけない主の恵みとハプニング
昨年12月の、イスラエルでのあの大きな連続テロ事件(13時間内に26人死亡、200人余りの負傷者)、ガザ地区爆撃という危険な状況の中で、『2001年度・第2回BFP団結ミッション』が開催された。南アフリカ、英国、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアの6カ国から80名以上の人々が参加した。
このミッションの目的はイスラエルに対して、クリスチャン・シオニスト(イスラエルの国は神がユダヤ人に与えたものと聖書的土台に立って信じ、これをサポートする立場のクリスチャン)が、「イスラエルよ、あなた方は一人ではありません。私たちもともにいます」という意思表示を行い、イスラエルとクリスチャンの団結を強めるためのものであった。
このミッションが、そのためにとりなしてくださった方々の祈りによって支えられたことを、まず何よりも心から感謝する。友人と私が、エルサレムの中心街であるシオン広場で、テロの起こる3時間前にその場所にいたこと、またそのほかの友人もテロが起こる直前まで現場に居合わせたことなどを考えると、とりなし手たちの祈りと主の導きがなかったならばどうなっていたことかと鳥肌が立つ思いである。このような中で生活している人々、また活動しているBFPのような団体やスタッフたちのことを考えると、身が引き締まり、ますます祈りの深みへと導かれる。
◆驚きと支援の必要
参加者がもっとイスラエルの現状を理解し、祈り、サポートするためにと備えられた講師陣は、各分野の専門家たち27人。観光大臣をはじめ、国会議員、ジャーナリスト、ホロコースト生存者、軍関係者など、あらゆる領域がカバーされていて、大きな驚きを覚えた。BFPがここまでイスラエルとの間に関係を築き、信頼されていることは、これまでの並々ならぬ祈りと働きの賜物であることを知って大いに感動した。また、この働きのためにますます祈り支えて、推進していくことの必要性を感じた。
ミッションは12月2日、日曜日の夕方、エルサレム旧市街の見える丘での祈りの歩行で始まった。それはちょうど、あのシオン広場でのテロ、そして数時間後のハイファでのバス爆破事件の起こった日であった。参加者の祈りは悲しみと緊張の中でいっそう熱いものとなった。観光客のいない寒々とした寂しそうな旧市街を眺めながら、「『慰めよ。慰めよ。わたしの民を。』とあなたがたの神は仰せられる。『エルサレムに優しく語りかけよ。これに呼びかけよ。』」(イザヤ40:1-2)を思い起こさせられた。
次の4日間は朝8時から夜10時近くまでのハード・スケジュールであった。第1日目と3日目はセミナー形式で、2日目と4日目はフィールド・トリップでの体験学習であった。一般のツアーで見ることのできない軍事基地やパレスチナ人地区、ユダヤ人入植地、BFPのフードバンクなどの視察のほかに、国会議事堂前のメノラー(七枝の燭台のオブジェクト)、ホロコースト博物館などのツアーも含まれた。メノラーの前では全員の祈りの後で各国代表の祈りも捧げられ、感慨深いものを感じた。ホロコースト博物館では言葉に言い表すことのできない人間の残酷さ、醜さ、憎しみ、それに、主イエスが無抵抗で十字架に掛けられたようにユダヤ人が殺害された様子の写真や記録には、胸が引き裂かれる思いがした。
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