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Key For The Bible
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 「これがなければ幸せになれない」という偽りを作り出すことによって、悪魔は束縛を作り出します。そしてその偽りを信じ込ませることによって、人々を真理から遠ざけているのです。第2コリント9章8節には、「神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ちたりて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。」と書かれています。神から与えられたこの約束を信じることができず、肉の行いで豊かさを得ようとするとき、偶像が生まれ、自らそれに縛られていくのです。

◆束縛の根底にある恐怖
 束縛の根底には「恐怖」があります。サウルも王位を失うのではないかという恐怖に囚われ、脅え続けていました。すべてに神のご支配があるということを信頼できたなら、恐れを持つ必要はなかったはずです。「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。

 主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(ヨブ1:23)という状態に心をもっていけたなら、あのような悲惨な死を迎えることもなかったでしょう。

 恐怖は心を縛ります。そしてその恐怖を土台として物事を判断させようと、悪魔は私たちを惑わします。恐れの中から導き出される決断は、良い結果をもたらしません。恐怖から、心身症あるいは精神病になっていたサウルは、何の罪もない祭司アヒメレクとその家族を死刑にし、霊媒の女に占いをさせるほど落ち込んでいきました。

◆ダビデの場合
 対照的に、ダビデはどうだったでしょう。ウリヤの妻バテ・シェバと不倫の罪を犯したダビデは、その罪を隠すためにウリヤを戦場で殺し、バテ・シェバを王妃として迎え入れました。彼らの間には男の子が生まれましたが、神はダビデの罪のゆえに男の子を病気にしました。それを見たダビデは、断食をして誰も寄せつけず部屋にこもり、祈り続けました。誰がどんなに食事を勧めても決して食べようとはせず、起こそうとしても頭を上げることもありませんでした。

 この状態が7日間続いた後、預言者ナタンの預言どおり子どもは命を落としました。子どもが病気になってから大変な状態になっていたダビデを見ていた家臣たちは、「王はあの子が生きている時、われわれが話しても、言うことを聞かなかった。どうしてあの子が死んだことを王に言えようか。王は何か悪い事をされるかもしれない。」(IIサムエル12:8)と言って、子どもの死を伝えることを恐れました。彼の悲しみがあまりにも深かったからです。

 しかし、彼らの不安をよそに、ダビデは意外な行動を取りました。「家来たちがひそひそ話し合っているのを見て、子どもが死んだことを悟った。それでダビデは家来たちに言った。『子どもは死んだのか。』彼らは言った。『なくなられました。』するとダビデは地から起き上がり、からだを洗って身に油を塗り、着物を着替えて、主の宮にはいり、礼拝をしてから、自分の家へ帰った。そして食事の用意をさせて、食事をとった。」(IIサムエル12:19、20)

 

 
 
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