◆イスラエルを愛する恵み
「エルサレムの平和のために祈れ。『おまえを愛する人々が栄えるように。』」(詩篇122:6)とあるように、エルサレムの平和を祈ることは神の御心に直結しています。そしてこの祈りには祝福が伴います。みことばがそう語っているのですから、これは揺るぐことのない現実です。大正時代に起こったリバイバルにも、この祈りが伴っていました。「シャレムの再建のために祈ろう!」と、大勢の人々が心を一つにしてイスラエルのために祈り、また惜しみない物質的援助も行いました。昭和のリバイバルは、まさにこのみことばが証明されたといっても過言ではありません。
杉原千畝氏が命のビザを書いて助けた数千人のユダヤ人は、日本を経由して諸外国へ散っていきました。言葉も通じない異国日本で、彼らはどれほど心細い思いをしたことでしょう。そんな彼らに食物を運び、衣料品など物資の提供をしたのが当時のクリスチャンでした。また、彼らの交通機関の手配を一手に引き受けたのが、JTB(日本交通公社)でした。JTBは現在、押しも押されぬ旅行会社として成長し、大きな祝福を受けています。
東西ドイツを見てみましょう。ナチスが犯した罪を心から悔い改め、イスラエルへの賠償と支援をいち早くスタートした西ドイツは、驚くべき繁栄と経済成長を遂げました。彼らは国家としてヒトラーの罪を償い、涙ぐましいほどの努力によってイスラエルへの謝辞を示しました。イスラエルにおける世論調査によれば、「世界で一番信頼できる国」の第1位は、なんと西ドイツだそうです。600万人もの同胞を殺した国を、世界で一番信頼できると言わしめるほどに、西ドイツは彼らに礼を尽くしました。その賠償は今なお続けられています。
では、壁を一枚隔てた東ドイツはどうだったでしょう。東ドイツでは、ユダヤ人に対する賠償どころか、根強い反ユダヤ主義を黙認しました。ベルリンの壁が落ちたとき、その経済格差には目を覆いたくなるものがありました。
こうした例を挙げるなら、きりがありません。神のみことばが生きていることが、時間の流れの中で証明されています。
◆悪魔のわな
イスラエルを愛することは、祝福に満ちたすばらしいことです。しかしそれと同時に、イスラエルに対する「悪魔のわな」を見過ごすわけにはいきません。イスラエルの信仰の回復こそ、悪魔の滅びの時に直結しています。だからこそ、人々の目をイスラエルからそらすべく、彼らも必死で働いているのです。
昭和のリバイバルは、悪魔の策略によって取り去られてしまいました。当時と同じ過ちを犯さないためにも、このわなについて注意深く学んでいきたいと思います。
1. 真理を知った者のおごり(高慢)
大変不思議なことですが、イスラエルの真理を知ったことにより、ある種の優越感が生まれることがあります。日本でもイスラエルを支援するグループが次々と起こされていますが、おごりによって消えていくグループが後を絶ちません。最初はすばらしい真理を語るのですが、ひとたび高慢が入ると、徐々にその主張が極端になってきます。ユダヤ教に改宗してしまうような驚くべき例もあります。また、この真理を知らない人々に対して、見下げるような思いがわきます。私たちはイスラエルに対する愛を植えられた者として、ますます謙そんを求めなければなりません。高慢の罪は盗人のようにやって来て、入ってきたことさえ分かりません。盗人に心を奪われないためには、いつも目を覚まして祈る必要があります。
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