教会中であれほど合格を祈ったのに、祈りは聞かれませんでした。しかし、本当に聞かれなかったのでしょうか。決してそんなことはありません。神は、「彼が神さまに用いられる人になるように」という、人生の中心となる祈りに応えてくださいました。受験に失敗したという現実は一見、不幸のように見えますが、神の遠大なるご計画の中では祝福の第一歩だったのです。
◆イスラエル回復の祈り
今から70年前、イスラエル国が陰も形もない頃、「イスラエルの回復」を祈るムーブメントが日本に起こりました。その流れは瞬く間に日本中に広がり、イスラエルのために祈る人々が多数起こされました。祈り始めてから実に20年後、イスラエルが再建されたのです。
その後、イスラエルをとおして教団の分裂騒ぎなどが起こったため、イスラエルを語ることがタブーとされる時代が訪れました。しかし、どんなに小さな炎であっても、イスラエルに対する熱い祈りの火が完全に消されることはありませんでした。
現在、イスラエルは四国ほどの面積の中に、600万人の人口を抱える国家となっています。皆様もご存じのように、この国は移民で成り立っていますが、今なお毎月5〜6000人の移民者が続々と帰還しています。彼らの80%がロシアからの移民者で、財産を携えてくる人はほとんどいません。政府はこれらの移民者に住居を与え、教育を施し、保険を与え、仕事を与え、医療ケアをしなければなりません。毎月、これだけの人々の基本的生活の面倒を見なければならないとしたら、日本は5年ともたないでしょう。しかし、この移民者たちが、今や国家にとってもクリスチャンにとっても祝福となっているのは、神の不思議な御業としか言いようがありません。
国土が狭く人口も少ないこの国では、工業の発展は望むすべもなく、主な輸出品といえば、ダイヤモンドと農産物くらいしかありませんでした。しかし、ミレニアムを迎えた今、この国はどのような変貌を遂げたのでしょうか。
◆『ハイテク王国』
イスラエルは今、『ハイテク王国』と呼ばれるほど、急速にハイテクノロジーの分野に進出しています。コンピューターなしでは何もできなくなってしまったこの時代に、先端技術を次々と開発発展させ、ハイテク業界の頭脳としての役割を担うまでになりました。4000社以上のハイテクベンチャー企業が設立され、毎年100社以上の企業が世界市場にデビューしています。私たちのごく身近なところでも、イスラエルで開発された技術が用いられています。
|