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 夕食にはワインが注がれ、「ハラー」といわれる特別なパンを食べます。そしてイスラエルの王である神に恵みを感謝し、神がイスラエルと結んでくださった契約の喜びと祝福を今一度心に留め、味わうときを過ごします。

 ゆっくりと行われる安息日の食事には、歌が歌われ、交わりを楽しむことが教えられます。また、父親が男の子を一人ずつ抱き上げ、「エフライムとマナセのように神がしてくださいますように」と言って祝福するのが習慣となっています。女の子には、やはり父親が「サラ、リベカ、ラケルそしてレアのように神がしてくださいますように」と言って祝福します。また夫から妻に、箴言31章のみことばをとおして尊敬と賞賛のことばが贈られます。「しっかりした妻をだれが見つけることができよう。彼女の値うちは真珠よりもはるかに尊い……。」

 安息日は家族の特別な日であり、この日が2000年の間、ユダヤ人をしっかり結びつけてきたといえるでしょう。

 安息日の日が明けると再びシナゴーグまで歩いていき、律法の書を読み、みことばを思うときを持ちます。また友達や親戚を訪問したり、家族と散歩をしたり、静かに読書をしたり、いろいろなことを思い巡らして時間を過ごします。安息日は、それを祝う者の霊的な感覚を鋭くさせるための日です。安息日をこのように過ごすことで、人は被造物から離れてより創造者に近づくことが期待されるのです。この世界は父なる神の世界であること、神はこの世界を人の助けがなくても完全に維持することができることを人はもう一度思い起こすのです。

 夜が近づいてくると、敬虔な人は安息日を少しでも長く過ごそうと、そして安息日の女王に少しでも長くいてもらおうとします。ハフタラーの礼拝が行われ、特別なろうそくに火が灯され、香料の香りとともに安息日の女王の素晴らしさと栄光を、彼女が再び訪問するまでの1週間、心に留めておこうとするのです。

 安息日は来るべき日の不完全な形である
‐ラビ・ハンナビ・イサク‐

 イスラエルが安息日を守ってきたのではなく、
安息日がイスラエルを守ってきたのだ。
‐アハド・ハアム‐

 

 
 
 
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