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 「 また、もし一般の人々のひとりが、主がするなと命じたことの一つでも行なって、あやまって罪を犯し、罪に定められた場合、または、彼が犯した罪が自分に知らされたなら、彼は犯した罪のために、そのささげ物として、傷のない雌やぎを連れて来て、その罪のためのいけにえの頭の上に手を置き、全焼のいけにえの場所で罪のためのいけにえをほふりなさい。……祭司は、その人のために贖いをしなさい。その人は赦される。……その罪のためのいけにえの頭の上に手を置き、全焼のいけにえをほふる場所で、罪のためのいけにえとしてほふりなさい。……祭司は、その人のために、その人が犯した罪の贖いをしなさい。その人は赦される。」(レビ記4:27-35)

 罪を犯した者は、いけにえとなる動物の頭に手を置き、自分の罪を動物に移してから殺し、全焼のいけにえとします。なぜなら、「罪からくる報酬は死」(ローマ6:23)ですから、だれかが死ななければなりません。罪が移された動物が死ぬことにより、その人の罪は覆われます。これは、イエスが成されたような完璧な赦しではありません。あくまで罪を覆うだけです。しかし、それによって神の憐れみをいただき、律法を守らなかったときに約束されているのろいを受けなくてすむわけです。しかしこれでは、律法のすべてに従ったときに受ける祝福をいただくことはできません。つまり、のろいも祝福も受けない、二つの中間に留まっているような状態です。

 これはまさに神のあわれみであり、イエス・キリストの素晴らしいご計画が成就する日まで、神が人間の罪を見逃してくださったお姿とも言えます。

◆律法を守る
 ヘブライ語では律法(モーセ五書)を、「トーラー」と言います。律法には、「613」の掟があると言われていますが、律法を守るとはどういうことでしょうか。
 一つだけ例を挙げてみましょう。

 「あなたはイスラエル人に告げて言え。あなたがたは、必ずわたしの安息を守らなければならない。これは、代々にわたり、わたしとあなたがたとの間のしるし、わたしがあなたがたを聖別する主であることを、あなたがたが知るためのものなのである。これは、あなたがたにとって聖なるものであるから、あなたがたはこの安息を守らなければならない。これを汚す者は必ず殺されなければならない。この安息中に仕事をする者は、だれでも、その民から断ち切られる。六日間は仕事をしてもよい。しかし、七日目は、主の聖なる全き休みの安息日である。安息の日に仕事をする者は、だれでも必ず殺されなければならない。イスラエル人はこの安息を守り、永遠の契約として、代々にわたり、この安息を守らなければならない。これは、永遠に、わたしとイスラエル人との間のしるしである。それは主が六日間に天と地とを造り、七日目に休み、いこわれたからである。」(出エジプト31:13−17)

 現代のユダヤ人は、律法を守るために、非常に苦労しています。不完全な人間が律法を守ろうとすると、「律法を守らなければならない」という脅迫観念から、その律法に付随する様々な掟を作り出してしまいます。そしてそれを死に物狂いで守ろうとするのです。

 

 
 
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