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 最初の神殿破壊と第2の神殿破壊は、どちらもユダヤのカレンダーで(アヴの月の9日・ティシャ・ヴェ・アヴ)に起こりました。この日はユダヤ人にとって嘆きの日となりました。彼らは自分たちの素晴らしい神殿を思って嘆き、またこの不思議にも同じ日に彼らの上に降りかかった悲惨な出来事に対して悲しむのです。ローマのアーチ形のティトス門には、ユダヤ人に対する勝利が刻み込まれています。今日でも、メノラーや当時持ち去られた神殿の品々が、このアーチに刻まれているのを見ることができます。諸国は自分たちが成したことがどういうことなのか理解していなかったので、この勝利を喜びました。タルムードにはこう書かれています。「もしも世界の国々が神殿の必要性をほんの少しでも理解していたなら、軍備を整えた砦(とりで)で、それを守っただろう(Bamidbar Rabbah 1、3)。」

 多くの聖書箇所において、神殿がもう一度建てられるであろうと語られています。聖書に書かれていることをまとめると、それは困難な時代に再建されると示されています。使徒パウロによれば、不幸なことにそれを行うのは、神に反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言する不法な者であることがわかります。

◆山をめぐる争い
 確実なことがもうひとつあります。百年以上続いている中東戦争は、何年も前にそのルーツをさかのぼります。いつもエルサレムと神殿のまわりが争いの焦点になってきました。それは、ガザやエリコに対するパレスチナの権利、また公平な平和を求めるためのものではありません。中心となっているのは、神が御座としてお選びになった「世界でただひとつの場所」をめぐる、信じられないような霊的戦いなのです。サタンは、地上におけるあらゆる政治的手段を使って、自分の座を確立しようとするでしょう。岩を動かそうとする無駄な努力のために、あらゆる国々の協力を求めることでしょう(ゼカリア12:3)。しかし聖書はこの岩・シオンの山は決して動かされることがないと語っています(詩篇125:1)。

◆全地の喜び
 神殿の山は「全地の喜び」です(詩篇48:2)。世界に住む多くの人はこれに気づいていません。しかしまもなく気づくことでしょう。主のお言葉によれば、諸国を見えなくしてきた覆いは、シオンにおいて取り除かれます(イザヤ25:7)。そして主がこの山で輝かれます(詩篇50:2)。主の栄光がシオンの山から輝くので、月ははずかしめを受け、日も恥を見ると書かれています(イザヤ24:23)。またこの山で「狼と子羊は共に草をはみ、狼と子羊は共に草をはみ」...「そこなわれることなく、滅ぼされることもない」と、主は仰せられます。地上の王たちは、この山に贈り物を携えて来るでしょう(詩篇68:29)。また毎月の新月の祭りに、毎週の安息日に、すべての人が主の前に礼拝をささげるでしょう(イザヤ66:23)。さらに、神がこの山からとこしえのいのちの祝福を送られることを、私たちは知っています(詩篇133:3)。神はここから地のすべての国々を支配されるのです。

 これらのことを全て考慮すると、聖書はチャレンジとともに素晴らしい約束を与えていることがわかります。「エルサレムとともに喜べ。すべてこれを愛する者よ。これとともに楽しめ。すべてこれのために悲しむ者よ。これとともに喜び喜べ。あなたは、彼女の慰めの乳房から乳を飲んで飽き足り、その豊かな乳房から吸って喜んだからだ(イザヤ66:10-11)。」

 
 
 
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