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ウクライナの首都キエフに住んでいたパブロフさんは、反ユダヤ主義の暗雲の下、どこに行っても冷遇され、ののしられました。学校の先生ですら、クラスメートがいる前で彼をののしるのです。「ユダヤ人であることは、いつも恥ずかしいことでした。ユダヤ人は常に何事に関しても悪役で、国の中で最低の民族でした」。
ウクライナでは反ユダヤ主義に 苦しめられたパブロフさん
技術の専門学校に入学しましたが、教師が彼を精神病患者だと中傷し、彼はとうとう学校を辞めざるを得なくなりました。パブロフさんの話は、ウクライナ全土や他の東ヨーロッパ諸国で今でも起こっている出来事です。
◆救出作戦プロジェクトとは
東欧諸国やロシアには、貧困や反ユダヤ主義のために、今の生活を脱出したいと願っているユダヤ人が何万人も残っています。多くの人々がBFPのような支援団体の援助なしには帰還を成し得ません。そのような人たちを探し出し、彼らにイスラエル帰還についての情報を提供するボランティアを、「フィッシャーマン(漁師)」と呼んでいます。
フィッシャーマンによれば、最近は現地の政府機関がユダヤ人を出国させないようにする圧力が再び強まっているということです。実のところ、いざユダヤ人が帰還を決意すると、生活は一層困難になります。ユリーさんいわく、帰還に必要な書類は秘密裏にそろえる必要があるということです。帰還しようとしていることが発覚すれば、仕事を失うことになるからです。
ユリーさんの場合、帰還することが発覚するとすぐにアパートから追い出されました。彼の雇い主が家主でもあったからです。救出作戦プロジェクトは、そのような人々に出国するまでの食料や宿泊費、交通費などを用意し、生活の細部に至るまで、帰還のプロセスを最初から最後まで応援しています。
世界中のクリスチャンのご支援と神さまの御導きにより、同プロジェクトでは、これまでに26,923人にのぼる人々をイスラエルに連れ帰ることができました。反ユダヤ主義の暗雲が静かに広がりを見せている今、ユダヤ人の帰還は急を要しています。
今回のレポートに登場した彼らは、自分たちが聖書の預言の成就に参加していることなど全く知らずイスラエルへの飛行機に乗りました。しかし神さまは彼ら一人ひとりを知っておられ、ウクライナの地から連れ出し、イスラエルへと呼び寄せてくださっています。BFPでは帰還後の生活を助けるプロジェクトもさまざまに用意し、彼らの帰還を促しています。
帰還には、一人当たり日本円にして平均約4万円の費用が必要です。反ユダヤ主義の吹き荒れる東欧諸国に残され、貧困に苦しんでいるユダヤ人が一日でも早く、一人でも多く、イスラエルの地へと帰ってくることができますように。そのためにBFPの救出作戦プロジェクトが主に用いられ、これからも多くの人々の帰還をサポートしていくことができるように、皆様のお祈りに加えていただければ感謝です!
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