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TEXT. B.F.P.Japan編集部


 「見よ。わたしは、イスラエル人を、その行っていた諸国の民の間から連れ出し、彼らを四方から集め、彼らの地に連れて行く。」(エゼキエル37・21)

◆帰還の大きな要因――貧困
 「まともな暮らしがしたい……」ウクライナでは、ナターリヤさんの頭から、この思いが離れたことはありませんでした。食べ物や生活必需品も満足に買えず、借金だけが増えていきました。修繕費用がなかったので、10年間の間にアパートは悲惨な状態になっていました。温かい普通の食事や新しい服など「はるかに遠い夢」です。生活を改善しようにも彼らには選択肢がありませんでした。

 そんなある日、ナターリヤさんはイスラエルから一時帰国した友人の話を聞いて、イスラエルに帰還することを決意しました。しかし、申請のためにイスラエル領事館に出向く交通費がありません。幸いなことに、この夫妻の帰還のために、BFPの救出作戦プロジェクトが役に立つことができました。BFPは彼女に交通費と、パスポートやビザを申請する費用を援助しました。

 現在、ナターリヤさん一家はイスラエルに住んでいます。慣れない地での生活はまだまだ大変ですが、今までの暮らしを抜け出すことができた喜びと、新しい希望に溢れています。彼女はこう言います。「私たちの帰還のための援助をしてくださった人たちすべての素晴らしい愛に、心の底から感謝をしています!」。

◆現存する反ユダヤ主義
 昨年のイスラエルとヒズボラ間の戦闘を受け、世界各国でイスラエルを批判する報道が劇的に増えました。ロンドンでは、「イスラエルを消し去ろう!」というステッカーが貼られた二階建てバスが現れました。イギリスのユダヤ人学生連盟の代表によると、「学校のキャンパスでヘブライ語の書かれたTシャツを着ることが難しくなる。なぜなら、ユダヤ人として攻撃の標的にされてしまうからです」。

反ユダヤ主義は過去のものでは ありません。東欧諸国やロシアに 住むユダヤ人も、強い反ユダヤ主 義に直面しています。ナターリヤ さんは祖母から反ユダヤ主義に関 する話をたくさん聞かされていま したが、それは戦争時代の話だと 思っていました。しかし、それが 彼女の人生にもある日起こりまし た。近所の人がビール瓶を投げつ けて、「悪魔のユダヤ人、ここから 出ていけ!」と言ったのです。

 
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