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変わらないイスラエルの現状
 BFPが有する『イスラエル支援センター』は、国内でも最大規模の食料配給施設です。ここ1年、イスラエル国内でも、「貧しい人々を助けよう!」と、フードバンクやスープキッチンが次々とオープンし、さまざまな団体の広告が、新聞やインターネットなどで目立ち始めました。ハイテク産業だけが飛躍的な成長を続ける中、先進国並みに物価が高いイスラエルにおいて、貧困という問題は解消されていません。むしろ冒頭の報告にある通り、貧富の差は広がっています。人口の20%以上がその日の食物に事欠き、25%の子供がおなかを空かせてベッドに入るという現状は打開されていません。

イスラエルで最も貧しい人々――物乞いをするユダヤ人親子

 貧困だけでなく、他の国々と同じく、イスラエルもモラルが低下し、社会問題が悪化しています。多くの子供が親に捨てられたり、あるいは親が経済的に破綻して養えなくなったため、ストリート・チルドレンになって生活したり、慈善団体の保護を受けて生き延びています。また、働けなくなった高齢者がホームレスとなってゴミ箱をあさっています。同胞愛の強いユダヤ人社会では、もともと慈善事業が盛んですが、ここへ来て、さらにこうした活動が増えていることも、現実の厳しさを物語っています。

 こうした中、20年近くにわたってイスラエル人の社会に分け入り、貧しい人々と共に生きてきたBFPの存在の真価が、ますます認識されるようになりました。全世界の皆様の助けによって、こんなに早くからクリスチャンの働き人としてイスラエルと共に立ち、多種多様なプログラムによって現地の人々の必要に応え続けることができたのは、何と幸いなことか……と深く思わされます。皆様のお助けに、改めて心から深く、お礼を申し上げます。
 
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