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ことばの限界、BFPの限界
ゴルダさんも、ソーニャさんも、皆様のご支援によって、毎月食料を受け取り、やっと生きていくことができる、2万5千以上の人々の一部です。皆様へ向けて、このお手紙を書きながら、彼女たちの輝く笑顔を思い出しています。実際にフードバンクの支援を受けているイスラエル人と会い――彼らが示してくれた感謝の思いに満ちたあの抱擁とぬくもり……あのすばらしい笑顔を、愛を注いでくださっている皆様に、実際にお見せすることができればと、強く願います。そして、彼らが皆様に直接、「ありがとう」の一言をお届けすることができれば!!??心からそう思わずにはいられません。
デスクに座りながら、私は主の前に頭を垂れ、静まる時をもちました。「神さま。どうやったら世界中にフードバンクの働きの現実を、私たちの使命を、お伝えすることができるでしょう?」
言葉は限られたものです。イスラエルの人々の愛、感謝、笑顔、ぬくもり。子供たちの幸せに満ちた表情――とても表し切れません。
そしてBFPの現場も限界にぶち当たっています。「助けてください!」――と叫ぶ人々の訴えのすべてに、応えることができない、その現実に、フードバンクの現場スタッフは、日々打ちのめされ、心に深い嘆きを覚えています。
フードバンクの扉を叩く移民の人々の、不安に満ちたあの瞳。イスラエルへ来て数週間、あるいは一年という中で、新しい言葉であるヘブライ語との格闘。今月も子供たちを食べさせられるかどうかの恐怖。言葉も時間も体力も、限界がある中での就職活動――その苦境は、言葉では、とても表しきれません。
イスラエルの全人口の4分の1にあたる人々が、明日、十分な食べ物があるかどうか分からない状態の中を生きています。子供たちの4人に1人が、ひもじさを味わっています。しかしこうした数字では、人々が現実に置かれている苦しみを本当に表すことができません。
日本でもアメリカでも登校拒否が深刻化していますが、イスラエルでは、子供たちが貧しさのあまり衣類もろくに揃えられず、勉強に必要な教科書を買うお金もないために、学校へ行くことができないのです。
フードバンクが助けた、サラさんというイスラエル人女性。彼女はテロ事件に巻き込まれ、大やけどを負いました。そのやけどの傷口から雑菌が入り、それが災いしてガンを発病しました。仕事ができなくなり、収入の道が絶たれた彼女は、ホームレスとして路頭に迷う寸前でした。
しかしそこに、皆様の手が差し伸べられました。皆様がいてくださったからこそ、サラは路上の人にならずにすんだのです。それは飢えだけはない――サラという一人の人間の尊厳、そして人生が守られたのです。それは確かに、ソーニャさんが手紙に書いていた通り、皆様が与えてくださった希望であり、愛であり、慰めでした。
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